写真:建設現場でデジタルタブレットを使う建築家

Al-Rawaf Contracting Company 社:SAP Cloud ERP によるデジタルトランスフォーメーションを通じて成長を強化

SAP のお客様 Al-Rawaf Contracting Company 社のロゴ

Al-Rawaf 社が企業全体のデジタル変革を通じてオペレーション、意思決定、パフォーマンスを刷新した方法とは

Al-Rawaf Contracting Company 社は、サウジアラビアの成長著しい大手建設企業の 1 つであり、持続可能なインフラとイノベーションを通じて同王国のビジョン 2030 に貢献しています。同社は、SAP Cloud ERP ソリューションを導入することで、財務プロセスを合理化し、IT 運用を最適化し、データ主導型の継続的な成長に向けた体制を整えるスケーラブルなデジタル基盤を確立しました。

業種地域企業規模パートナー
建設・不動産サウジアラビア、リヤド従業員数:5,000 人以上Al-Watania Information Systems 社
>90%

デジタル化された紙ベースのプロセスの割合

67%

毎月の給与計算サイクル時間の短縮率

80% ~ 90%

変革されたコア財務プロセスの割合

SAP Cloud ERP の導入により、過去の記録から将来の予測へと移行しました。手作業からインサイト主導型の意思決定へと移行し、日常業務を超えて事前対応型の計画と戦略的分析に集中できるようになりました
オマール・マムーン (Omar Maamoun) 氏
Al-Rawaf Contracting Company、情報技術部門ディレクター

ビジネスの変化に対応するデジタル基盤の採用

Al-Rawaf Contracting Company 社は、総合建設請負、建設、インフラ、都市開発、電気、水道・エネルギー統合ソリューションを網羅する多様なポートフォリオにより、サウジアラビアの「ビジョン 2030」を支える重要な企業です。同社は、持続可能なインフラ、効率的なエネルギー利用、水安全保障、スマートな都市化を中心とする国家の優先事項を推進する上で極めて重要な役割を担っており、プロジェクトを通じて、王国の経済多様化、環境管理、人口増加に向けた生活の質の向上の推進に貢献しています。

 

Al-Rawaf 社のサービスポートフォリオは、この 10 年にわたって継続的に拡大しており、スケーラブルなデジタル基盤が必要になっていました。しかし、旧来のシステムとプロセスでは会社の成長に対応することができませんでした。そのため、IT 部門はイノベーションよりも運用上の修正に追われ、多様なスキルセットを持つ従業員は部門間の一貫性のないデータに苦労していました。財務面では、チームはプロジェクトの可視性が不足し、手作業による承認、紙ベースのワークフロー、取引の記録と照合に多くの時間を取られていました。その結果、月次、四半期、年次決算処理には数週間、毎月の給与計算サイクルには 15 日を要し、手作業による財務転記の精度は 80% を下回りました。

 

Al-Rawaf 社情報技術部門ディレクターのオマール・マムーン氏は次のように説明します。「当社のシステム、プロセス、日常業務は、クライアント、管理、ビジネス部門、絶えず進化する新規プロジェクトの要件を満たすことができませんでした。そのため、組織の再編から、成長を支援する新しい人材の獲得まで、内部から変革する必要がありました」

 

クラウドへの移行が次の当然のステップであることを理解していた Al-Rawaf 社は、「対応する」を意味するアラビア語の表現にちなんで命名したプロジェクトを開始しました。

SAP ソリューションの導入は、当社の管理アプローチにおける転換点となりました。導入の結果、正確な統合ビューが得られたことで、持続可能な成長の促進、ガバナンスの強化、グループ全体の意思決定の効率化が実現しました。SAP は、当社のリーダーシップフレームワークに不可欠な要素であると同時に、より規律的で効果的な運用エコシステムを構築する上で重要なイネーブラーとして、戦略的目標に向かって自信を持って前進する力となっています
ハリド・アル=ラワフ (Khalid Al-Rawaf) 氏
Al-Rawaf Contracting Company、CEO

イノベーションと成長を促進する統合バックボーンの構築

Al-Rawaf 社が最新のクラウドプラットフォームで利用可能なオプションを評価したところ、SAP Cloud ERP の導入が最適な選択肢として浮上しました。SAP Cloud ERP は、イノベーションとベストプラクティス活用のベースとなるスケーラブルな基盤の迅速な導入を実現することが期待されました。

 

また、Al-Rawaf 社の既存 SAP ソフトウェアランドスケープとのスムーズな統合も期待されました。これには、SAP SuccessFactorsSAP AribaSAP SignavioSAP Analytics Cloud ソリューション、SAP Business Technology Platform (SAP BTP)、SAP Build ソリューション、SAP Integration Suite が含まれます。

 

マムーン氏は次のように述べています。「SAP Cloud ERP を選んだのは、成長の力となるスケーラブルなソリューションだからです。SAP Cloud ERP は、時間を節約して効率化する業種別ベストプラクティスプロセスをサポートしています。業務のあり方を変革しようとしていたため、自社の分野別エキスパートとともに新たなベストプラクティスを確立するための強固なプラットフォームが必要でした。SAP の業種別ベストプラクティスのおかげで、最初から構築する必要はありませんでした。しかも、clean core ですべて完結するため、大規模なカスタマイズが不要でした」

 

Al-Rawaf 社は、40 週間のプロジェクトで SAP ソリューションを導入した Al-Watania Information Systems 社の経験とスキルを生かして、同社をパートナーに迎え、協力してプロジェクトを進めました。

当社に最適な ERP システムの選定には、正確なニーズ分析、ソリューションの慎重な評価、内部インフラの準備、さらには変革の受容を後押しし、円滑な移行を実現し、持続可能なデジタル導入に対する従業員のレディネスを強化する、対象を絞ったトレーニングプログラムが必要でした
アブドラ・アル=ラワフ (Abdullah Al-Rawaf) 氏
Al-Rawaf Contracting Company、副社長

ベストプラクティスの最適化と前向きなマインドセットの採用

Al-Rawaf 社は、SAP Cloud ERP の導入に成功したことで、すでに単なる取引の記録から分析、予測、計画への移行を目の当たりにしています。

 

財務面では、紙ベースのプロセスが削減され、コアプロセスの 80 ~ 90% が自動化され、従業員の要望の 95% がシステムワークフローに取り入れられました。毎月の給与計算サイクルはわずか 5 日で完了するようになり、さらに 2 日に短縮する計画です。金融取引の 85% 以上が自動化された結果、転記精度は約 95% まで向上しました。こうした変化は、マムーン氏の言葉を借りれば「ビジネス、業務の質、さらには従業員の生活の質にも多大な影響」を与えています。

 

現在、これらのオペレーションは clean core で実行され、安定性と保守を支援するとともに、会社のニーズをサポートし、イノベーションを促進する拡張アプリケーションを実現しています。「新しいテクノロジーの利用や適応が容易になりました」とマムーン氏は述べています。

 

マムーン氏は、SAP Cloud ERP を導入するメリットを 2 つのカテゴリーに分けています。1 つは日常業務の効率化です。同氏は次のように説明します。「自動化、ベストプラクティス、プロセスの合理化により、業務をより迅速かつ正確に行いやすくなります。この効率の向上は、ビジネス全体で自動化されたプロセスの数を目にした初日から一目瞭然でした」

 

もう 1 つのカテゴリーは企業戦略に関連しています。マムーン氏は次のように述べています。「働き方がスマートになり、記録して過去を振り返るのではなく、活動やプロセスの分析や将来の計画に費やす時間が増えています。これは当社のビジョンを実現し、目標を達成する力になるでしょう」

SAP システムは、プロジェクトおよびシェアードサービスオペレーションの統合、リソースの使用の最適化、スケジューリングと実行の改善、監視の強化により、すべての部門にわたって将来を見据えた統合と常に効率的なパフォーマンスを実現することで、Al-Rawaf 社の戦略的ビジョンを強化します
モハメド・アル=アドル (Mohamed Al-Adl) 氏
Al-Rawaf Contracting Company、戦略 & ガバナンス担当ディレクター

SAP Business Suite への継続的な取り組みにおける新しいテクノロジーの導入

Al-Rawaf 社は、SAP Cloud ERP をベースにした統合デジタルバックボーンのメリットの活用に向けた 3 年計画を策定しました。

 

例えば調達面では、SAP Ariba ソリューションを利用してソーシング、サプライヤー管理、および購買管理プロセスを強化することを計画しています。建設前段階では、より合理的で透明性の高い部門間ワークフローを構築するために、見積、入札、応札業務の統合とデジタル化に重点を置いています。一方、各部門のチームは SAP Signavio ソリューションを利用してエンドツーエンドプロセスの分析と最適化を図り、IT 部門は SAP BTP、SAP Build ソリューション、カスタム拡張を使用してイノベーションを推進し、将来のデジタルイニシアチブを支援するつもりです。

 

また、SAP Analytics Cloud 内の計画機能とダッシュボードに加えて、Joule コパイロットを使用して計画と分析を強化する取り組みも予定しています。成長を支える人材と組織構造に関しては、組織の継続的な進化に応じて SAP SuccessFactors ソリューションの利用を拡大する予定です。

 

マーモンが説明するように、これらの計画は絶えず発展し続けています。「SAP は新しい機能やイノベーションを継続的に導入しており、当社のデジタルロードマップの着実な前進と拡大を確実なものにします」

 

マムーン氏は、SAP ソリューションに関する自身の経験を次のように総括しています。「SAP は、事業の成長、業務の改善、よりインテリジェントな働き方を支援する戦略的パートナーです。変革は、それ自体が目標ではなくジャーニーです。SAP と共にこのジャーニーに歩み出すのであれば、それは道のりの終わりではなく、継続的なプロセスであることを理解しておく必要があります」

 

SAP が Al-Rawaf 社にもたらした成功とプラスの影響を受けて、同社の持株会社である Sakef 社はグループ内の他の姉妹企業にも SAP を導入する計画です。

注目のパートナー

Al-Watania Information Systems 社は、競争優位性を生み出すソリューションを設計、実現、展開しています。同社のコンサルタントは、さまざまな業種の企業組織の 100 件を超えるプロジェクトで、15 年以上にわたる経験を積んでいます。企業理念は、顧客の個々の技術ニーズやビジネスニーズを別の視点から検討することで、最適なソリューションを見極めることです。

その他の導入事例

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