ノート PC で一緒に仕事をする 2 人の女性社員

Bosch Digital 社:ABAP Cloud と生成 AI 機能を活用して、1,500 人の開発者によるイノベーションの推進・拡張を支援

SAP のお客様 Bosch Digital 社のロゴ

1,500 人の開発者にデジタルツールを提供

Bosch Digital 社は Bosch 社の IT およびデジタルソリューションプロバイダーであり、同社のすべての事業部門の中核的な IT およびデジタルパートナーとして機能しています。Bosch Digital 社は ABAP Cloud 開発モデルと生成 AI 機能(SAP AI Core インフラストラクチャーを含む)を採用して、開発環境を最新化し、クラウドネイティブな拡張性、自動化、イノベーションを大規模に実現しました。

業種地域企業規模
ハイテクドイツ、ゲルリンゲン従業員数:40 万人以上
20%

SAP Joule for Developers により開発者の生産性が向上した割合

15% ~ 20%

ユニットテストケースの作成が迅速化した割合

Bosch の clean core アプローチは複数年にわたる変革であり、当社は AI の先駆的な活用で SAP Innovation Award のファイナリストとして認められました。この戦略はテクノロジーだけの問題ではなく、マインドセットを変え、チームのスキル向上を図り、すべての Bosch 部門向けのレジリエントなデジタル基盤を構築することでもあります
ガムゼ・オズトゥルク (Gamze Öztürk) 氏
Bosch Digital、Center of Excellence ERP Product Excellence 責任者

将来を見据えた IT のためのレガシー環境のシンプル化

Bosch Digital 社は Bosch 社内のデジタルパイオニアとして認識されており、コンサルティングスキルと導入スキルを組み合わせて、顧客と緊密に連携して IT およびデジタルプロジェクトを提供しています。Bosch Digital 社は、幅広い IT サービスとデジタルソリューションを組織全体に提供する社内エキスパートで構成されています。同部門は、単なるサポート機能にとどまらず、Bosch 社の事業領域全体における革新と効率化の大きな原動力となっています。ネットワークインフラストラクチャーを管理し、カスタムソフトウェアアプリケーションを開発し、サイバーセキュリティ保護を提供し、クラウドベースのソリューションを提供しています。

 

Bosch Digital 社は、コードのテスト、品質チェック、開発者トレーニングなどの堅牢なテクノロジーとサービスを通じて、多国籍企業のデジタル変革を実施しています。Bosch Digital 社の Center of Excellence ERP Product Excellence 責任者であるガムゼ・オズトゥルク氏は、次のように説明します。「当社のデジタル変革への取り組みでは、テクノロジーだけでなく、従業員の能力強化やワークライフバランスの向上にも目を向けています。柔軟な労働条件を提供し、インクルーシブな文化を育むことで、チームメンバーが仕事でもプライベートでも尊重され、支援されていると感じられるようにします」

 

デジタル部門は、12 の事業部門に迅速かつスマート、スケーラブルかつ安全でインテリジェントなソリューションを提供して、イノベーションとオペレーショナルエクセレンスを推進します。

 

約 30 年にわたるソフトウェア開発と複数の買収の結果、Bosch 社は 100 カ国以上の 300 を超える法人組織で、50 以上の ERP システムと 80 以上のサブシステムを使用していました。同社は、これらの複雑なレガシーシステムを結合して IT 環境を最新化するとともに、標準化されたシステムを導入して、技術的負債を削減し、より俊敏な開発を可能にしたいと考えていました。さらに、20 万人以上の ERP ユーザーをトレーニングし、1,000 人以上の IT エキスパートを再トレーニングすることを目指しました。

当社は技術的負債を削減し、コードベースを最新化する必要性を認識しており、clean core 戦略がこの変革の大きな原動力となりました。12 の事業部門において、すべての部署で共有および使用されていたコードベースは約 30% のみであったため、まずこれらの共有コンポーネントを最新化することを優先しました。
アジャイ・クルカルニ (Ajay Kulkarni) 氏
Bosch Digital、チーフアーキテクト、Center of Excellence ERP Product Excellence

clean core アプローチ、クラウド環境、AI 機能を使用して開発を推進

Bosch Digital 社の「クラウドスマート」戦略では、SAP Business Technology Platform (SAP BTP) 上の SAP Build ソリューションと SAP Cloud ERP Private ソリューションを使用して、ビジネスプロセスを段階的に変革し、スタック上の拡張とサイトバイサイドの拡張の両方を実現することに重点を置いています。SAP Build ソリューションにより、同社はプロコード開発を推進できるようになり、現在 5 つのユースケースで、組み込みの統合と API およびワークフロー自動化ツールを使用しています。SAP Build の一部である ABAP Cloud 開発モデルにより、Bosch Digital 社はユーザーインターフェースからバックエンドロジックまで包括的なソリューションを提供することが可能になり、分離シナリオにおける迅速なプロトタイピングと開発を実現しています。同社は、サイトバイサイドの拡張を実現するために SAP BTP ABAP 環境で ABAP Cloud を使用し、スタック上の拡張を実現するために SAP Cloud ERP Private ソリューションで ABAP Cloud を使用しています。Bosch Digital 社の Center of Excellence ERP Product Excellence のチーフアーキテクトであるアジャイ・クルカルニ氏は、次のように述べています。「当社ではすでにしばらく前から SAP BTP を採用していましたが、ABAP Cloud を導入したときに、その採用は爆発的に増加しました。これにより、当社の 1,500 人以上のプロコード開発者の開発とクラウドアクセスが民主化されました」

 

Bosch Digital 社は、変革の柱として、SAP Joule for Developers アドオンや SAP AI Core インフラストラクチャーなど、SAP の最新の生成 AI 機能を活用して、会社全体で自動化、生産性、イノベーションを推進しています。同社は Joule Studio のエージェントビルダー機能を活用して、SAP Fiori ユーザーエクスペリエンスの迅速なプロトタイピングを実施し、チームが直感的なインターフェースの反復的な改善と提供を迅速に行えるようにしています。SAP Joule for Developers の ABAP AI 機能を活用して、ユニットテストケースの作成を自動化し、ABAP Cloud 上でアプリケーションを開発しています。また、SAP AI Core を介して生成 AI 機能や大規模言語モデルへのアクセスを提供することで、これまで不可能だった新しい革新的なソリューションや機能の幅広い導入が可能になりました。また、Bosch Digital 社は SAP Joule for Consultants ソリューションを導入し、AI 主導のレコメンデーションやベストプラクティスを提供することで、コンサルタントや IT チームによる SAP アプリケーションの導入を支援しています。

 

Bosch Digital 社は、同社史上最大のソフトウェア置換において、clean core アプローチを使用して SAP R/3 ソフトウェアから SAP Cloud ERP Private ソリューションに移行しました。これにより、技術的負債を評価し、分離された従来のアプリケーションとクラウド対応アプリケーションの間に API レイヤーを導入して、迅速なアップロードを実現できました。オズトゥルク氏は、ERP の最新化によって 20 万人以上のユーザーが影響を受けると指摘しています。

SAP BTP および SAP Cloud ERP Private で ABAP Cloud 開発モデルを使用することで、強みを維持しながら開発環境を最新化することができました。clean core アプローチと生成 AI 機能を組み合わせることで、イノベーションジャーニーが大幅に加速され、測定可能なビジネスバリューが実現しました。
ガムゼ・オズトゥルク (Gamze Öztürk) 氏
Bosch Digital、Center of Excellence ERP Product Excellence 責任者

最新のツールによる開発者の効率向上と開発時間の短縮

SAP Build のプロコード機能、ABAP Cloud のクラウドネイティブ機能、および AI を活用したツールを組み合わせることで、開発サイクルを短縮し、運用コストを削減し、コード品質を向上させ、システムの信頼性を高めることができます。Bosch 社の主要事業部門のほとんどは、SAP BTP のインスタンスに ABAP Cloud を実装している段階にあります。Bosch Digital 社は、レガシーコーディングを将来を見据えたアプリケーションに置き換える初期段階にありますが、徐々に開発時間やコストが削減され、プロセスの自動化が推進され、ユーザーエクスペリエンスが向上することが期待されます。短期間で、1,500 人以上の開発者が 5,000 ~ 10,000 個のオブジェクトを作成できるようになり、生産性が 20% 向上しました。Bosch 社の規模を考えると、これは意義深い出発点です。

 

ABAP AI 機能を活用することで、Bosch Digital 社の開発者は定型的なコーディングタスクを自動化し、コードを最適化して、イノベーションに集中することができます。ジュニアからシニアまで、あらゆるレベルの開発者が、満足度の向上と生産性の明白な向上を認めています。オズトゥルク氏は次のように強調します。「以前は、開発者の時間の約 15% ~ 20% をユニットテストの実施に割り当てる予算を立てていました。ABAP Cloud でユニットテストを生成することで、時間と労力を節約できました。また、重要度の低いオブジェクトをジュニア開発者に任せて、シニアエキスパートと開発リーダーは重要なオブジェクトに取り組めるようになりました。長期的に見ると、これは付加的なメリットであると考えています」1,000 人以上のコンサルタントが、AI エージェントの構築と導入のトレーニングを受けています。

 

SAP Cloud ERP Private ソリューションへの移行と AI を活用したツールの統合により、リアルタイムアナリティクスが可能になり、サプライチェーンのパフォーマンスが向上し、継続的なイノベーションの文化が醸成されました。これらのソリューションは、ワークフローの自動化とプロセスの標準化によって手作業を削減しながら、意思決定とコンプライアンスを強化しました。開発者は、直感的なツールや一貫性のあるユーザーエクスペリエンスだけでなく、複雑さの軽減、応答時間の短縮、サービス品質の向上というメリットを享受しています。また、clean core アプローチにより、ソフトウェアのアップグレードがシンプルになり、ビジネスの俊敏性が向上しました。

 

SAP Build と ABAP Cloud の両方に重点を置くことによって、Bosch Digital 社は clean core 戦略を加速し、統合を合理化し、SAP ソフトウェア投資の価値を最大化できるのです。オズトゥルク氏は次のように述べています「当社の clean core アプローチおよびアクティビティは、コア外での拡張性開発に重点を置いています。コア拡張は、技術的負債を最小化することを目指しており、新たな開発に SAP BTP ABAP 環境を利用することで、リリース済み API と拡張ポイントの使用が徹底されます。このアプローチにより、clean core のベストプラクティスに従い、ビジネスニーズを満たしながら、サイドバイサイドの拡張を使用してカスタマイズを開発することができます。さらに、すべての環境およびビジネスユニットで、開発者のスキルを最大限に再利用することができます。Bosch は ABAP AI 機能を活用することで、技術的負債を積極的かつ継続的に管理し、より健全で俊敏な IT 環境を構築できるようになります」

開発スピードを上げるだけでなく、新たなテクノロジーやサービスを迅速にプロトタイピングして、革新的な製品を構築できるようになりました。コアシステムではなくアプリケーションやパッケージのみがリスクにさらされるため、環境の安全性も高まります。
アジャイ・クルカルニ (Ajay Kulkarni) 氏
Bosch Digital、チーフアーキテクト、Center of Excellence ERP Product Excellence

AI と技術的なノウハウによる開発機能の強化

ABAP Cloud は技術的負債がゼロと評価されており、AI サポートをいち早く導入しているため、新たな開発に適しています。Bosch Digital 社は、ABAP Cloud や AI を含む SAP Build ソリューションにデジタル戦略を集中させることで、SAP が推奨する最新のベストプラクティスを活用して、将来を見据えたスケーラブルなソリューションを開発できます。同社は、SAP Build と ABAP Cloud をソフトウェア開発および導入の基盤と考えており、クラウドとローカル開発、ローコードとプロコード、AI を活用したイノベーションを統合しています。ツールや技術的なノウハウを携えることで、開発者はビジネスユースケースについて考えるだけで済みます。オズトゥルク氏は次のように締めくくります。「IT チームが、単に新規開発パッケージに新機能を追加するだけでなく、パッケージ全体をリファクタリングして最新の標準に引き上げ、開発を継続できるよう支援したいと考えています」Bosch Digital 社はまた、SAP Build Work Zone でデジタルワークスペースを構築するためのプルーフオブコンセプト (PoC) を導入して、ビジネス情報へのアクセスを一元化しました。さらに、反復タスクを自動化し、よりスマートな意思決定を推進するために、SAP Build ソリューションと ABAP Cloud におけるプロセス自動化のための AI 機能を探求しています。

 

AI 開発者機能を Joule コパイロットに統合することで、より生産性が向上し、市場投入までの時間が短縮されることが期待されます。このように、SAP Joule for Developers を活用することで、ABAP AI 機能の開発者はコードを生成、テスト、最適化できます。同社は、AI を活用してパブリッククラウド上のアプリケーションを拡張する新機能にも関心を示しています。さらに、Bosch Digital 社はヒューマノイドロボティクスと物理 AI のプルーフオブコンセプト (PoC) に参加し、新たなテクノロジーの導入においてリーダーシップを発揮しています。

Bosch Digital 社についての情報をお探しですか?

  • Bosch Digital Continues Learning Journey with ABAP AI Capabilities, SAP BTP, and Clean Core Strategis(Bosch Digital 社は ABAP AI 機能、SAP BTP、clean core 戦略による Learning Journey を継続)(SAP Innovation Awards 2025

  • SAP Innovation Awards 2025:Bosch Power Tools 社(SAP ビデオ

  • Bosch 社は、SAP とともに AI に継続的に投資し、業務を最適化しています。その方法をご覧ください(SAP ビデオ

その他の導入事例

twitter pixeltwitter pixeltwitter pixeltwitter pixeltwitter pixeltwitter pixeltwitter pixeltwitter pixeltwitter pixeltwitter pixeltwitter pixeltwitter pixel