女性リサイクルスペシャリストによる現地調査

Ambipar 社:Net Zero as a Service の構築

SAP のお客様 Ambipar 社のロゴ

Ambipar 社のネットゼロに向けたジャーニー

Ambipar 社が野心的なビジネス戦略として全面に押し出しているのは、ネットゼロエコノミー

 

の推進です。環境管理のグローバルリーダーである Ambipar 社は、CO ₂ 換算 (CO2e) 排出量

 

オフセットソリューションを提供しながら、自身の業務も脱炭素化できる有利な立場に

 

あります。同じ目標を掲げる SAP と Ambipar 社は、環境意識の高い企業向けの使いやすい

 

エンドツーエンドの炭素会計プラットフォーム Net Zero as a Service を発表しました。

業種地域企業規模パートナー
プロフェッショナルサービスブラジル、サンパウロ従業員:20,000 人Lab2dev 社
3 週間

サステナビリティ実現フェーズ 1 を完了するまでの期間

100%

2040 年までに低炭素燃料で稼動するようになる Ambipar 社のフリートの割合

7.51%

2022 年と比較した温室効果ガス排出量の削減率

私たちは、持続可能な目標とともに、低炭素循環型経済に向けて力強く行動し、ビジネスと地球に必要な変化を導くソリューションを開発したいと考えています
ラファエル・テロ (Rafael Tello) 氏
Ambipar 社、サステナビリティ担当プレジデント

循環の力を脱炭素化へのアプローチに活かす

Ambipar 社の本質と評判は、循環型低炭素経済に沿って、ポストコンシューマーやポスト産業廃棄物を回収し、それを新製品としてバリューチェーンに再統合する能力にあります。このプロセスには困難と未知がつきまとい、サプライチェーンに加わるプレーヤーやレイヤーが増えるにつれ、複雑さが急激に高まります。エコロジー変革という困難な命題を掲げる同社は、エネルギー生成プロジェクトの策定と管理、そして顧客にクリーンな代替エネルギーを提供することに重点を置いています。Ambipar 社は 2021 年から「ゼロ・カーボン」企業としてビジネスを展開し、顧客の脱炭素化の取り組みをサポートするソリューションを提供しています。

 

影響力のあるサービスを提供するには、脱炭素化とカーボンオフセットを組み合わせた ERP 中心のエンドツーエンド炭素管理計画が必要です。戦術的には、環境・社会・ガバナンス (ESG) データと天然資源を統一基盤で管理します。全社的な統合によって業務を合理化し、サステナビリティ指標とレポート機能を強化する必要がありました。

 

世界 40 カ国、6 大陸、500 を超える事業拠点を持つ Ambipar 社は、中南米とカリブ海地域でネットゼロ経済を実現するというビジョンを推進するため、包括的で拡張性の高いクラウドベースのソリューションを求めていました。サステナビリティソフトウェアのリーディングプロバイダーである SAP は、Ambipar 社の目標を総合的に評価し、SAP Sustainability Control Tower ソリューションと SAP Sustainability Footprint Management ソリューションを手始めに、堅牢なクラウドアプリケーションの統合的かつ段階的なアプローチを提案しました。

SAP と当社は、そのパートナーシップのもと、ネットゼロを達成できるよう各国の組織を支援するというコミットメントを共有しています。SAP のテクノロジーと Ambipar の脱炭素化の専門知識を組み合わせて Net Zero as a Service を構築することで、低炭素経済に貢献するシンプルで包括的なソリューションをお客様に提供します
テルシオ・ボルレンギ・ジュニア (Tercio Borlenghi Jr.) 氏
Ambipar 社、CEO

持続可能なパートナーシップによってネットゼロをすべての組織に届ける

循環型経済へのコミットメントは単なる机上の話ではなく、Ambipar 社で実際に進められている業務のひとつです。SAPSustainability Control Tower ソリューションのメリットに合わせた炭素データの管理方法が再考されています。炭素データを統合することで、同社は統一ソースから作業できるようになり、レポートの正確性と全体的なトレーサビリティが強化されました。サステナビリティ指標をビジネスプロセスと意思決定の中心に組み込むため、Ambipar 社は RISE with SAP サステナビリティエッセンシャルパッケージを選択しました。これには、SAP Sustainability Control Tower、SAP Sustainability Footprint Management ソリューション、および SAP Sustainability Data Exchange アプリケーションが含まれています。同社は、段階的なソリューションアプローチによって、透明性の高い相互接続されたエコシステムを構築し、すべてのビジネス機能をカバーするサステナビリティ戦略を支えています。材料トレーサビリティのために、Ambipar 社は SAP Green Token ソリューションも加えました。同社は、理想的なテクノロジー基盤を構築するために、迅速、安全、かつ費用対効果の高い方法で導入できる、クラウドベースの ERP 中心のソリューションである GROW with SAP を選択しました。事前設定済みのプロセスは、事業の成長と簡単なアダプション(社内導入)に適した設計になっています。ブラジルを拠点とするシステム統合ソリューションプロバイダーであるLab2dev 社が、SAP システム管理をシンプルにし、継続的に改善するための SAP 戦略である clean core コンセプトを用いて、同社のデジタルトランスフォーメーションを促進および支援しました。Ambipar 社は、SAP とのコラボレーションの機会も得ました。相乗効果によって、Ambipar 社のカーボンオフセットプラットフォーム「Ambify」と SAP Sustainability Control Tower が円滑に統合された Net Zero as a Service が誕生しました。この新しい統合プラットフォームにより、さまざまな企業がビジネスプロセスの脱炭素化を図り、高品質の検証済みカーボンクレジットを購入して、削減が難しい排出量に対処することができます。

ネットゼロへの道を切り開く

Climate Week 2024 は、この戦略的パートナーシップを発表する絶好の舞台となりました。Ambipar 社は現在、自社内にNet Zero as a Service をパイロット導入しており、導入後 2 カ月以内に規模を拡大し、積極的な成長目標を達成する計画を立てています。SAP Sustainability Footprint Management、SAP Sustainability Data Exchange、SAP Sustainability Control Tower、および SAP Green Token を含むこの包括的ソリューションにより、統一されたデータ基盤上で、ERP を中心とした炭素排出量管理、ESG 報告、材料トレーサビリティが行われます。

 

Ambipar 社は、高品質のカーボンクレジットを使って低炭素経済に貢献する機会を世界に提供するため、Ambify を構築しました。Ambify のカーボンクレジットはすべて、Verra 社が運営する国際的モデル Verified Carbon Standard にって認証されています。これは、世界のボランタリー市場内の取引の 70% 以上を占めるクレジットです。教育もまた、意識的な消費と地球保全の促進に焦点を当てた、このプログラムの重要な部分です。

 

Net Zero as a Service により、さまざまな組織が事業運営にサステナビリティを組み込み、効率的および明確に二酸化炭素排出量を削減し、さらにユーザーフレンドリーなプラットフォームを通じて国際的に認定された高品質のカーボンクレジットでサステナビリティを推進することができます。このサービスは SAP Store サイトから利用でき、CO2e 排出量を簡単かつ安全に相殺する、完全監査可能、アクセス可能なソリューションにより、ネットゼロの未来を目指すのに役立ちます。

Ambipar 社様には、世界的に事業拡大を進める中で、IT パートナーとして SAP に大きな信頼を寄せていただいています。Net Zero as a Service は、Ambipar 社をはじめとするお客様の成長目標をサポートし、オペレーションの合理化、イノベーションの推進、環境フットプリントの管理を支援します。SAP は、お客様が未来志向型企業になれるよう全力でサポートいたします
アドリアナ・アロウリョ (Adriana Aroulho)
SAP Brazil、プレジデント

再現可能なサステナビリティブループリントの共有

Alignment with other paragraphs:サステナビリティ、環境再生、エコロジー変革に対する Ambipar 社のコミットメントに揺るぎはありません。SAP Sustainability ソリューションにより、Ambipar 社は統一されたデータ基盤を活用して、ビジネス機能全体でサステナビリティ戦略をサポートする相互接続されたエコシステムを手に入れることができます。新たに生成されるデータは、革新的ビジネスモデルへの道を切り開き、エンドツーエンドの炭素管理のための強固な基盤を構築します。

 

2022 年、Ambipar 社は、世界最大の企業サステナビリティプログラムである国連グローバルコンパクトブラジルネットワークの Ambition 2030 戦略のもとで、2 つのイニシアチブ(循環接続とネットゼロ)の機関サポーター兼大使になりました。同社は、継続的な ESG イニシアチブおよびグローバルコンパクト原則との整合を通じて、循環型経済、脱炭素化、環境回復に対する支持を表明し続けています。

 

地球と持続可能な開発へのコミットメントは Ambipar 社にとって不可欠な精神であり、バリューチェーンに浸透し、その気候変動緩和戦略を支えています。同社は今後、SAP のサービスだけでなく、SAP の堅牢なクラウドソリューションも活用して、中南米とカリブ海地域におけるネットゼロエコノミーを推進する計画です。Ambipar 社にとって、サステナビリティは単なる目標ではなく、達成可能な現実です。

Ambipar 社についての情報をお探しですか?

  • Ambipar Decarbon Offset for SAP Sustainability Control Tower(SAP Sustainability Control Tower 向け Ambipar 社の脱炭素化オフセット)(SAP Store)

  • SAP and Ambipar Unveil Net Zero as a Service(SAP と Ambipar 社が届ける Net Zero as a Service)(SAP News)

  • Creating Net Zero as a Service(Net Zero as a Service の構築)(Value Business Transformation Study)

主要パートナー

Lab2dev 社は、ブラジルで初めて SAP Business Technology Platform (SAP BTP) 経由のイノベーションにフォーカスしたスタートアップ企業です。同社のアプローチは、SAP システム管理をシンプルにし、改善するための SAP 戦略である clean core コンセプトが中心となっています。同社は、システム統合を促進し、インテリジェントなソリューションを提供し、効率と俊敏性を高め、企業の DX を支援します。

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