幼い女の子を抱きしめる医療用スクラブを着た女性

Smith+Nephew 社:調達・購買を戦略機能に変え、組織全体で価値を実現

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SAP とともに歩む Smith+Nephew 社のジャーニー

医療業界の世界的リーダーである Smith+Nephew 社は、「Life Unlimited」というモットーに基づき、意欲的なサステナビリティ戦略の一環として、SAP Ariba ソリューションで調達・購買業務を刷新しました。調達・購買プロセスを標準化することで、グローバル支出を可視化して徹底管理し、さらにガイド付き購買で支出コンプライアンスも向上させることができたのです。

業種地域企業規模主要パートナー
医療英国、ワトフォード 従業員数:約 19,000 人SapienceS2P 社、Cognizant 社
>4 億ドル

2021 年、2022 年における支出把握の増加額

>90%

初回で適切に処理された購買依頼の割合

84%

初回の請求書照合率

67%

新規サプライヤーのオンボーディング依頼の削減率

50%

サプライヤーのオンボーディング時間の削減率

35%

従業員の満足度向上率

当社は、SAP Ariba ソリューションによる調達・購買変革を通じて、支出管理を根本から見直すことができました。データ主導のインサイトにより、組織全体で膨大な量の間接的なサードパーティーコミットメントをより適切に管理し、よりスマートな意思決定を行い、従業員の調達・購買に関する意思決定を当社のビジネス方針に沿ったものへと導くことができるようになったのです。
スティーブン・ロウ (Steven Low) 氏、
Smith+Nephew 社、Source to Pay(調達から支払まで)担当バイスプレジデント

効率的なソーシングと調達・購買への戦略的な道筋

患者の生活に変化をもたらすことに尽力している Smith+Nephew 社は、整形外科、スポーツ医学、高度な創傷管理といった医療分野で長年にわたり革新を続けてきました。

 

Smith+Nephew 社は、165 年以上にわたり、軟組織や硬組織の修復・再生・置換のために差別化された製品やサービスを革新的に設計・製造し、人々の生活の質を向上させてきました。「Life Unlimited」という目標を指針に、世界 100 カ国以上で事業を展開しながら、医療従事者を支援し、患者が健康と身体の運動機能を取り戻せるようサポートしています。

 

世界的な医療業界のリーダーであり、2022 年に 54 億米ドルの収益を達成した Smith+Nephew 社は、国連の持続可能な開発目標 (SDGs) に沿った、意欲的なサステナビリティ戦略を策定しました。そして、世界にポジティブな影響を与えるというこの戦略の重要な柱を実現するには、サプライチェーン全体でサステナビリティに対する高まる顧客の期待に応えることが重要でした。これは、調達・購買業務において、人や環境の保護に関する高い基準に合致し、これらの取引を追跡するための複雑な規制要件を満たしている企業からのみ商品を購入することを意味します。

 

しかし、Smith+Nephew 社では、調達・購買ソフトウェアのランドスケープが断片化していたため、サードパーティー支出の可視性が制限され、支出を管理するために堅牢なカテゴリー戦略を実行するのが困難でした。従業員は特定の購買に適したシステムを使用するのに苦労しており、非準拠支出が継続的な課題となっていたのです。また、それと同時に、地域ごとにサプライヤーのオンボーディングに対するアプローチが一貫していなかったため、サプライヤーや従業員は、次にどのような手順を踏めばよいのかわからず、不満を感じることもありました。

 

Smith+Nephew 社は、掲げる目標に沿って購買プロセスをシンプル化するために、新しいアプローチを模索することにしたのです。

SAP Ariba ソリューションのおかげで、テール支出の効率化を実現する補完的なチャネルを確立し、少額や臨時の購買をシンプル化することができました。
スティーブン・ロウ (Steven Low) 氏、
Smith+Nephew 社、Source to Pay(調達から支払まで)担当バイスプレジデント

次世代の支出管理機能の導入

Smith+Nephew 社は、従業員の購買エクスペリエンスをシンプル化し、サプライベース全体でコンプライアンスに則った支出を徹底するために、下図に示すように、SAP Ariba ソリューションを使用して、標準化されたグローバルなソーシングから調達までのプロセスを展開することを決定しました。

 

同社では、データを分析して主要な傾向を把握するために、会社全体の支出を可視化する必要がありました。また、手動入力やそれに伴うエラーを排除し、一貫性のある自動化された購入ワークフローを提供することで、ユーザーエクスペリエンスを合理化したいと考えていました。同様に、このヘルスケア企業にとっては、RFP(提案依頼書)プロセスの自動化と、事業部門ごとにばらつきのあったサプライヤーのオンボーディング手法の合理化も重要な課題でした。Smith+Nephew 社が描く調達・購買業務の刷新のビジョンでは、緊急支払いを要するような多数の請求書の例外が入り込む余地はありませんでした。

 

SAP Ariba ソリューションをロールアウトするにあたって、同社は SAP Silver パートナーである SapienceS2P 社と、グローバル戦略サービスパートナーである Cognizant Technology Solutions 社と連携しました。サステナビリティの実績を含め、サプライヤーをあらゆる角度から把握し続けるために、同社は SAP Ariba Supplier Lifecycle and Performance ソリューションを導入することにしたのです。このソリューションは、サプライヤーとの関係を強化し、サプライヤーのパフォーマンスを追跡するのに役立ちます。また、サプライヤーのサステナビリティ評価がソーシング決定の重要な要件となりつつある中で、Smith+Nephew 社はこれにより、自社のサステナビリティ目標に沿った購買活動を維持することが可能になりました。

 

同様に、従業員がコンプライアンスに準拠した購買活動を行うように導くために、ガイド付き購買機能も導入しました。従業員はこのツールを活用することで、単発または緊急の支払い、Amazon Business、Candex など、複数のチャネルにアクセスすることができます。

Smith+Nephew 社におけるこの取り組みは、楽しくもあり、同時に挑戦に満ちたものでした。適切なチーム体制とプロセスを構築し、その上に堅牢なテクノロジーを重ねることで、このプロセスを実現することができました。SAP Ariba ソリューションのおかげで、ソーシングから支払までのモデルをグローバルに展開する機会を獲得し、効率性、保守、サポート体制の向上を実現させることができたのです。
スティーブン・ロウ (Steven Low) 氏、
Smith+Nephew 社、Source to Pay(調達から支払まで)担当バイスプレジデント

データ主導のインサイトにより将来の購買ポリシーを策定

Smith+Nephew 社がグローバルな調達・購買プロセスを SAP Ariba ソリューションに統合して以来、ソフトウェアを通じて把握された支出は 2021 年と 2022 年を通じて 4 億米ドル増加し、全体で約 70% の増加となりました。

 

可視性と管理に関しては、調達・購買チームが支出を分析し、ビジネス全体のコスト削減機会を特定できるようになりました。さらに、シンプル化されたユーザーエクスペリエンス、ガイド付き購買、カタログベースの購買により、調達・購買ポリシーのコンプライアンスも向上しました。これを支えているのが、デジタルアダプションツール「WalkMe」の導入です。WalkMe は、利用頻度の低いユーザーでも「A から B へ」スムーズに進めるように支援します。この直感的なオンデマンドのガイダンスにより、ユーザーは最初から正しく操作することができるのです。このアプローチの成功は、結果にも明確に表れています。購買依頼の 90% 以上が初回で承認されており、債務管理においても 80% 以上の請求書が自動照合により一度で処理されています。

 

一方、サプライヤーのオンボーディング依頼は 67% 減少し、サプライヤーのオンボーディングにかかる時間が半分に短縮されました。さらに、同社は、SAP Ariba Supplier Lifecycle and Performance を活用してサプライヤーとの連携を強化し、企業の社会的責任のコミットメントに沿った俊敏なサプライチェーン業務を実現しています。また、サプライヤーは、一貫性のある統合プロセスとタイムリーな支払を実現しています。

 

さらに、最新の直感的なユーザーエクスペリエンスにより、従業員は購買プロセスに煩わされることなく、仕事に集中できるようになりました。このようなユーザーエクスペリエンスの向上により、従業員満足度が 35% 向上しました。Smith+Nephew 社の調達・購買担当者は、会社全体の支出に関する詳細なインサイトを活用することで、将来の購買ポリシーの策定において、より戦略的な役割を果たすことができるようになりました。

SAP ERP アプリケーションと統合された SAP Ariba ソリューションのおかげで、独自のツールセットと、一元化および標準化されたプロセスが得られ、コストとリスクをより適切に管理できるようになりました。
スティーブン・ロウ (Steven Low) 氏、
Smith+Nephew 社、Source to Pay(調達から支払まで)担当バイスプレジデント

調達から支払までの効率化を導くプロセスインテリジェンスの獲得

Smith+Nephew 社は、調達・購買の変革に向けた取り組みを継続しており、シンガポールのグローバル配送センターと中国の商業事業に SAP Ariba ソリューションを展開する計画を立てています。将来的には、動的割引、サプライチェーンファイナンス、バーチャル購買カードなどの取り組みも検討する予定です。

 

Smith+Nephew 社の調達・購買の変革におけるもう一つの柱は、コラボレーティブなプロセスマイニングを活用して、より多くのデータインサイトを引き出すことにあります。Smith+Nephew 社は、調達から支払までの効率をさらに高めるために、プロセスマイニングを活用して、プロセスからの逸脱に関する豊富なインサイトを獲得し、それを軽減する機会を特定したいと考えています。

主要パートナー

SAP Silver パートナーの SapienceS2P 社は、今日のソーシングから支払まで、調達から支払までのニーズにお客様が対応できるように支援しています。安定した調達・購買経路を 20 年以上提供してきた同社は、その豊富な専門知識を活かし、SAP のクラウドベースの調達・購買および ERP ソリューションの導入を専門としています。同社の Sapience Satori チャットボットは、最初に Smith+Nephew 社で試験運用され、ユーザーが購買依頼、注文書、請求書に関する情報を迅速かつ簡単に入手できるように構築されました。

SAP のグローバル戦略サービスパートナーである Cognizant 社は、最新のビジネスを支える企業です。Cognizant 社は、急速に変化する世界で、顧客が一歩先を予測し、即座に行動できるよう、テクノロジーの刷新、プロセスの再創造、カスタマーエクスペリエンスの変革を支援しています。SAP ソリューションに対しては、設計、開発、導入、統合に関するガイダンスを提供しています。Smith+Nephew 社のプロジェクトにおいて、Cognizant 社はシステムインテグレーターとして参加し、フィット/ギャップワークショップ、SAP ERP やその他エコシステム内のアプリケーションとの統合、テスト、導入などを通じて、ビジネス要件をソリューション設計へと反映させました。

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