
Churchill Down 社はクラウド主導型の調達・購買に移行
競馬界を象徴する複合施設を運営する Churchill Downs Incorporated は、急速な成長によって支出データが複数のシステムに分散し、非効率性に直面していました。SAP S/4HANA Cloud Public Edition と統合された SAP Ariba ソリューションを使用してプロセスを統合しコントロールを取り戻すことで、この伝説的なビジネスをチャンピオン牝馬のように走らせています。
| 業種 | 地域 | 企業規模 |
| メディア・スポーツ・エンターテインメント | ケンタッキー州ルイビル | 従業員数:1 万人 |
より信頼性の高いバリューチェーンを確立するために供給ベースを削減
支出データと調達・購買を合理化するためにシステムを統合
Churchill Downs Incorporated、ソーシング担当バイスプレジデント
分断されたシステムとプロセスの限界に立ち向かう
「スポーツの中で最速の 2 分間」と言われるケンタッキーダービーの開催地として知られるチャーチルダウンズ競馬場。その運営会社の Churchill Downs 社のビジネスは競馬場だけではありません。同社のミッションは施設を超えて特別な体験を提供するというものであり、全米のカジノ、ホテル、エンターテインメント会場のネットワークにビジネスを拡大しました。この成長により、特に支出管理と調達・購買において、刺激的な機会と複雑な課題の両方がもたらされました。
Churchill Downs 社は急速に成長し、ここ数年で 3 倍近い規模となりました。そうした中で、既存のシステムでは、現代の支出管理に求められる基準に達するのに苦労していました。データが複数のシステムに分散し、支出に対する可視性が断片化しているため、コストを明確に把握するのが困難でした。
Churchill Downs 社の組織変更管理担当シニアディレクターであるジョン・ウェストブルック (John Westbrook) 氏は次のように述べています。「さまざまな場所にデータがあり、それらを簡単にまとめたいと思っていましたが、それは非常に困難なことでした。」リソースを最適化しながら素晴らしい伝統を維持することを目指している中で、数千のベンダーに対する支出の統合と管理の欠如は看過できないものでした。
Churchill Downs Incorporated、組織変更管理担当シニアディレクター
伝統を損なうことなく支出管理を統合
支出管理の課題に取り組むため、Churchill Downs 社は SAP Ariba ソリューションと SAP Business Network を導入しました。これらのソリューションは、同社の断片化した調達・購買プロセスを統合し、ベンダーとカテゴリーの支出をあらゆる角度から把握できるようにします。
Churchill Downs 社のソーシング担当バイスプレジデントであるロバート・ウィーバー (Robert Weaver) 氏は次のように述べています。「調達・購買と請求のプロセス、サプライヤーのライフサイクルとパフォーマンス、ソーシング活動を向上させる機能を重視して導入を開始しました」
しかし、この取り組みは、調達・購買プロセスの技術的なアップグレードだけではありません。これはビジネスカルチャーの変化でもあります。チームを準備し、SAP Ariba と SAP Business Network の機能を紹介し、従業員全体の熱意を高めるための包括的なトレーニングとロードショーを行いました。ベテランの従業員と新しい従業員のいずれにとっても、この変化は、より効率的で影響力のある調達・購買への明確で直観的な道筋をもたらしました。
ウェストブルック氏は次のように指摘します。「システムがなかった状態からクラス最高のツールに移行するには、実際に触れて学ぶトレーニング、オープンなコミュニケーション、一貫性のあるロードショーが必要です。この新しい強力なリソースを誰もが理解する必要があります。こうした取り組みは、誰もがこれらの変化を前向きなステップとして捉え、最終的なビジョンを理解し、最後にはツールが自分の指先に力を与えてくれると感じられるようになるのに役立っています」
SAP S/4HANA Cloud Public Edition の導入は、Churchill Downs 社がフィニッシュラインに到達するのに役立っています。調達・購買、財務、人事を 1 つのクラウド ERP で接続することで、同社は優れた伝統を維持しながら、成長目標を達成することができます。
スケーラブルでインサイトに富んだ環境で、収益を拡大し、コストを削減
この変革の取り組みを通じて、Churchill Downs 社は調達・購買の効率を高めるだけでなく、ビジネスの中心にある象徴的な要素の向上も達成しました。
ウェストブルック氏は「その年のダービーが終わった直後から、次のダービーへのカウントダウンが始まる」と言い、それらのイベントを思い出深いものにするために 1 年中絶えず努力することが大切であると述べています。「SAP Ariba と SAP Business Network を導入することによって、事業運営に関してあらゆる角度からの統合された視点を得ることができるようになりました。サプライヤー契約の管理からリソースの調整まで、細かいところまでしっかりと管理できるようになっています。」
8 カ月の間に、Churchill Downs 社はベンダーネットワークを 40% 以上も削減しました。ウィーバー氏は次のように述べています。「ベンダープールを 5,000 社から 3,000 社に減らすことは、より信頼性の高いパートナーと連携することを意味します」
こうしたベンダーとの連携の変化により、同社のサプライチェーンは強化され、リソースをテクノロジーや資本プロジェクトに関する重要な投資に投入できるようになりました。加えて、支出カテゴリー全体にわたるリアルタイムのデータインサイトにより、従業員はデータ主導で効率的な意思決定を行えるようになり、絶えず変化する環境に迅速に適応できるようになりました。
さらには、SAP S/4HANA Cloud Public Edition を活用して変革を完了したことにより、Churchill Downs 社は、調達・購買、財務、人事を統合する、接続されたスイートを利用できるようになりました。ウィーバー氏は次のように述べています。「SAP S/4HANA Cloud Public Edition により、支出分析を深く掘り下げ、キャッシュフローを正確に予測し、すべての財務状況を完全に可視化することができます」
Churchill Downs Incorporated、ソーシング担当バイスプレジデント
将来の成長に向けて、より速く、より競争力の高いトラックを構築
Churchill Downs 社にとって、SAP のソリューションによる調達・購買の取り組みは始まりにすぎません。組織のさらなる拡大を目指す中で、SAP の統合ソリューションは支出管理とベンダー最適化のための重要な基盤であり続けます。
ウェストブルック氏は次のように述べています。「よりダイナミックな組織になるためには、規律、コスト管理、統制が必要であり、これらを推進するパートナーとして SAP を選びました。この戦略的パートナーシップは、今後もオペレーションの統合と急速な成長の維持に寄与していくことになるでしょう。」
Churchill Downs 社は、SAP のソリューションを使用して、透明性、可視性、データ精度に重点を置き、すべてのステークホルダーにより優れたサービスを提供できる一貫性のあるシステムを構築することで、カスタマーエクスペリエンスと従業員エクスペリエンスをさらに向上させることを楽しみにしています。
「Churchill Downs 社では、より大きなものを作り出そうとしています。ここ数年で当社の規模は 3 倍に拡大しました。SAP は、さらに 2 倍、3 倍と拡大していくことをサポートするテクノロジーパートナーです」と、ウィーバー氏は締めくくります。
Churchill Downs 社の取り組みに関するさらに詳しい情報
ケンタッキーダービーを開催する企業は SAP のテクノロジーを活用してすべての勝利の機会をつかむ(ビデオ)
Churchill Downs 社は SAP のクラウドソリューションを活用して成長を目指す(SAP News Center の記事)