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Accenture 社:クラウドの柔軟性と拡張性を生かしてビジネスに AI を組み込む

SAP のお客様 Accenture 社のロゴ

クリーン原則に基づいたデジタルコアが支えるビジネス変革

Accenture 社は、77 万 4,000 人以上の従業員が顧客の組織改革を全力で支援できるよう、SAP ソリューションを利用して社内の基幹業務プロセスをシームレスかつ大規模に実行しています。さらに RISE with SAP を活用して、クラウドへの移行を推進し、それによって AI で大幅な効率向上を目指し、新たな機会を追求しようとしています。

業種地域企業規模
プロフェッショナルサービスダブリン(アイルランド)従業員数:774,000 人
60%

生成 AI による財務説明の作成速度向上率

50%

月末の配賦速度の向上率

57,000

AI 搭載ソリューションにより、財務部門が最初の 12 カ月間に節約した時間

今日の最も成功している企業は、変革を小さくまとめ、よりスピーディに再創造を行っている企業であることを私たちは知っています。当社の RISE with SAP パートナーシップは、新たな成長機会への扉を開くものです
イーライ・ランバート (Eli Lambert) 氏
Accenture 社、財務プラットフォーム、グローバル IT 担当マネージングディレクター

Let there be change

Accenture 社は、「Let there be change」というスローガンのもと、120 カ国以上のあらゆる業種のお客様のビジネスの再創造、変革、向上を支援しています。テクノロジーはこうした変革の取り組みで中心的な役割を果たしています。SAP は Accenture 社にとって最も重要なパートナーのひとつであり、顧客が必要とする強力かつスケーラブルで多機能なプラットフォームを提供しています。

 

Accenture 社は顧客向けに SAP のソリューションをデザイン、実装するだけではありません。自社のビジネスを実行、最適化、変革するのにも SAP のソリューションを活用しています。同社は、世界最大で最も洗練されたグローバルな SAP S/4HANA Cloud 環境を構築し、SAP のアプリケーションを使用して、財務プロセスと調達プロセスのほぼすべてを管理しています。

 

Accenture 社で SAP プラットフォームアーキテクチャーを担当するグローバル IT ディレクターのマイカリン・シェクター (Michalene Schechter) 氏は次のように述べています。「SAP があれば、仕訳の転記や法定レポートの作成のために高いスキルを持つ専門家になる必要はありません。SAP がそれを行ってくれるからです。これにより、私たちはイノベーションと差別化領域にフォーカスでき、最高のソリューションを自社ビジネスだけでなく、顧客にも導入できるようになります」

 

Accenture 社の成長はすさまじく、その SAP 環境も急速に複雑化していきました。コア財務システムの何千行ものカスタムコードにより、アップグレードに多くのリソースが必要になり、SAP Business AI などの新しいテクノロジーによるイノベーション採用の障害となっていました。さらに、カスタマイズの多くは複雑で、追跡が難しく、パフォーマンスに負荷がかかっていました。例えば、配賦処理には毎月 30 時間以上もかかっていました。

Accenture は SAP の最大のパートナーであるだけでなく、SAP の長年の顧客でもあります。当社の財務システムは組織の心臓部分とも言えますが、そのすべてが SAP 上で実行されています
ラジェンドラ・プラサド (Rajendra Prasad) 氏
Accenture 社、最高情報・アセットエンジニアリング責任者

クリーン原則に基づくデジタルコアの構築

Accenture 社は「クリーンデジタルコア」戦略を推進しています。この戦略は、より迅速に価値を実現し、複雑さを軽減し、イノベーションへのアクセスを容易にするために、コア財務システムの変革を圧縮するというものです。

 

RISE with SAP S/4HANA Cloud Private Edition を利用することによって、Accenture 社は ERP アプリケーションのコアから数百ものカスタム機能を削除し、これらを、すぐに使える SAP のソリューションに置き換えるか、SAP Business Technology Platform (SAP BTP) 上で開発されたクリーンで保守が簡単な拡張機能や統合機能に置き換えられるようにする予定です。

 

さらに、オンプレミスのインフラからフルマネージドのクラウドプラットフォームに移行することで、RISE with SAP は、Accenture 社のパブリッククラウドへの移行という大きな取り組みにおける重要な中継地点となります。

 

Accenture 社で財務プラットフォームのグローバル IT 担当マネージングディレクターを務めるイーライ・ランバート氏は次のように述べています。「RISE with SAP は、テクノロジーを所有するのではなく、テクノロジーを利用することを可能にしてくれます。私たちは SAP の技術管理サービスを利用して、インフラのプロビジョニング、監視、保守を行っています。これにより、人材戦略を継続的に進化させ、従業員をより価値の高いイノベーションに注力させられるようになります」

パブリッククラウドの取り組みの一環として、当社は RISE with SAP を活用した アズ・ア・サービス マインドセットを採り入れています。クリーンなデジタルコアに基づいて標準化を行い、パブリッククラウド機能の利用を推進しています。これにより、プログラムの加速化、リスク排除、より迅速な価値提供が実現します
イーライ・ランバート氏
Accenture 社、財務プラットフォーム、グローバル IT 担当マネージングディレクター

より迅速でよりシンプルな財務プロセス

デジタルコア戦略により、Accenture 社はわずか 6 カ月で SAP のコアアプリケーションからカスタムコードの 21% を削除し、複雑さを軽減してパフォーマンスを向上させました。

 

例えば、配賦プロセスはコア部分の修正に依存していましたが、現在は SAP Profitability and Performance Management Cloud ソリューションで処理されるようになりました。これにより、プロセスにかかる時間が 50% 短縮され、月末に貴重な時間が節約されるようになり、同社はグローバル決算処理プロセスを 5 日から 3 日まで短縮することができました。

 

さらに、この新しいプラットフォームによって SAP Cash Application ソリューションを簡単に導入できるようになりました。このソリューションでは、カスタマイズを行うことなく、AI 搭載の債権照合機能を利用できます。これにより、入金の自動消込率が 2 倍になりました。また、同社はグローバルなビジネスをサポートするために SAP BTP を使用して新しいキャッシュアプリケーションスケジューラを開発しました。これにより、自動消込が 7% 増加し、SAP S/4HANA への情報転送の速度が 77% 向上しています。

SAP ソリューションに組み込まれている SAP Business AI により、プロセスにインテリジェンスがもたらされ、ビジネスに重要な情報がすばやく提供されることによって意思決定を加速することができます。これは、ビジネスに革新をもたらす方法を考える際に大きな後押しとなります
マイカリン・シェクター氏
Accenture 社、SAP プラットフォームアーキテクチャー、グローバル IT 担当ディレクター

組み込み AI によるイノベーション

Accenture 社のデジタルコア戦略とは、つまり、同社の財務部門と IT 部門がシステムの保守と管理に費やす時間を短縮し、ビジネスのイノベーションに費やす時間を増やすということです。これはすでに、SAP BTP と SAP Business AI を使用したインテリジェントファイナンシャルアドバイザー (IFA) の開発という形で実を結んでいます。

 

IFA には、AI を活用した差異レポート機能があります。これは、財務数値に不一致やリスクが検出された場合に、Microsoft Teams を介して Accenture 社の管理者に自動的に通知されるようにする機能です。これにより、決算前の重要な期間に時間的余裕がない場合でも、迅速な対応が可能になります。

 

また、IFA では生成 AI を使用して財務レポートの概要作成を自動化しています。この AI は差異分析注釈を生成することができ、その承認率は 91% に達します。これにより、管理者にとって多くの時間が節約されることになり、導入後の最初の 12 カ月で全世界で合計 57,000 時間を節約できました。

 

最後に、Accenture 社は SAP S/4HANA と SAP Analytics Cloud ソリューションを使用して、グローバル財務/資金管理部門向けのインテリジェントキャッシュソリューションを開発しました。マイカリン・シェクター氏は次のように述べています。「メーカーにとっての在庫と同じように現金を扱えるようになりました。予測アルゴリズムにより現金管理の精度が 95% に達し、アイドルキャッシュフローの 20% を解放できるようになりました」

 

Accenture 社は将来を見据えて、SAP S/4HANA Cloud Public Edition を使用して ERP ランドスケープをパブリッククラウドに移行するビジョンを描いています。マイカリン・シェクター氏は次のように述べています。「私たちは SAP Signavio ソリューションを使用して、組織内の知識のサイロを解消し、現在の状況と将来の目標を含め、SAP 環境を総合的に理解しようとしています。当社のデータ主導アプローチにより、何に集中すべきかピンポイントで特定でき、あらゆる段階でビジネスに価値をもたらすことができるようになっています」

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