統合シナリオ
既存の ERP データを計算に再利用し、フットプリントの算出結果をビジネスプロセスに反映させて意思決定に影響を与えます。
既存の ERP データを再利用
SAP S/4HANA Cloud の既存のビジネスデータ、構造、ロジックを再利用して、フットプリントの計算用に取引業務データ（材料の移動など）を取り込み、パブリック API を介して任意の ERP システムに接続します。
算出結果をビジネスプロセスに反映
直接統合を通じて、サプライチェーン計画や調達・購買などのビジネスプロセスにフットプリントの算出結果を組み込むことで、持続可能なビジネス上の意思決定ができるようサポートします。
完全なサステナビリティポートフォリオの活用
SAP Sustainability Control Tower、SAP Sustainability Data Exchange、および EHS 環境管理向け SAP S/4HANA Cloud との直接統合によって、SAP の包括的なサステナビリティポートフォリオを活用できます。
製品ロードマップ
SAP Sustainability Footprint Management のロードマップで、現在のオプション、計画されているイノベーション、将来の機能をご確認ください。
排出係数管理
排出係数のマッピングに AI を活用して精度を高め、サプライヤーの詳細なフットプリントデータを入手することができます。
AI による排出係数マッピング
SAP Business AI を使用して、排出係数を ERP データに自動的にマッピングし、マニュアル作業を最小限に抑え、算出結果の精度を高めることができます。
実際のサプライヤーデータの取り込み
フットプリントデータをサプライヤーから直接インポートして、一次データの割合を増やします。SAP Sustainability Data Exchange (PACT V2) との統合を活用するか、直接入力、ファイルアップロード、プッシュ API を使用できます。
ライフサイクル評価 (LCA) データの使用
サードパーティーのコンテンツプロバイダーからの業界平均値を利用する、独自のデータパッケージをアップロードする、または事前設定されたデータパッケージ（EPA、GLEC など）を使用して、最大限の柔軟性と整合性を確保します。
カーボンフットプリントの大規模な算出
企業、バリューチェーン、製品の各レベルでスコープ 1～3 のフットプリントデータを計算し、管理します。
カーボンフットプリントを製品・企業レベルで算出
柔軟な計算方法で取引データとマスターデータを統合して、フットプリントを製品および企業レベルで大規模に計算します。
エネルギーフローと割り当てのモデル化
生産ラインや施設内のエネルギーキャリアとリソースごとにエネルギーフローをモデル化し、エネルギー消費を配分し、製造した製品に排出量を割り当てます。
フットプリントインベントリーの範囲を管理
個々のインベントリー範囲を管理して、フットプリント算出の組織的境界を明確にします。また、計算に使用するすべてのデータソースを定義してリスト化し、進捗をモニタリングします。
カーボンフットプリント分析
バリューチェーン全体にわたるカーボンフットプリントデータについて
細部にいたるまで完全な透明性を確保します。
詳細な内訳が分かるダッシュボード
GHG プロトコルの全スコープのカーボンフットプリントを表示できる包括的なダッシュボードを使用して、ホットスポットやさまざまな内訳を分析できます。
輸送を高度に視覚化
すべての入荷・出荷について、さまざまなグラフや世界地図上で輸送経路・区間、各排出量を分析し、視覚化します。
フットプリントを分析 API に統合
API を利用してフットプリントデータを任意の分析アプリケーションに統合できます。