Gestamp 社:単一の従業員データソースで人材の潜在能力を引き出す

単一の人事プラットフォームと単一のデータセットで単一のエクスペリエンスを実現
自動車部品メーカーの Gestamp Servicios S.A. は、人材データこそが優れたタレントマネジメントを実現するエンジンになることを知っています。従業員ライフサイクルの全段階をカバーする、コアデータに支えられたアプローチにより、Gestamp Servicios S.A. は、自動車業界で最も有名なサプライヤーになるというビジョンを実現するための準備を整えています。
| 業種 | 地域 | 企業規模 | パートナー |
| 自動車 | スペイン、マドリード | 従業員数 45,000 人 | NTT データ社 |
200 のシステムを置き換えたコア人事システムの数
SAP SuccessFactors Employee Central の導入にかかった期間
HRIS マネージャー、Gestamp Servicios S.A.
複数の人事システムを使用するグローバル企業における人材の発見と育成
伝統的な家族経営の企業として 1997 年に創業した Gestamp Servicios S.A. は急速に成長しています。Gestamp 社は、安全で軽量な自動車の生産に貢献する金属製の自動車部品を専門としています。自動車業界で最も有名なサプライヤーとなることを目指し、過去 10 年で 200 社を買収しました。
電気自動車への移行が進むなか、自動車業界自体も進化を続けています。Gestamp 社はこの変化に適応するために、設計とエンジニアリングのスキルを持つ、経験豊富でやる気に満ちた従業員を必要としています。しかし、種々さまざまなオンプレミス人事システムが混在し、意思決定が拠点ごとに行われていたため、100 の現場で働く 45,000 人の従業員のデータを一括管理することが困難でした。Gestamp 社は、従業員の能力開発と要員計画を支援するために、従業員のパフォーマンス、経験、スキル、言語、課題、報酬の可視性を向上させる必要がありました。
また、同社は 21 カ国、17 言語に対応する人事システムを用意し、各国固有の労働法や規制に準拠する必要がありました。例えば、多くの従業員が工場で働いているため、労働時間を適切に記録し、労働時間・要員管理に関する法規制に準拠する必要があります。
同社は、従業員データをスマートに管理するため、標準化された最新のソリューションを求めていました。さらに、同社事業は非常に複雑であることから、新規のソリューションはカスタマイズを最小限に抑えてスムーズに導入、拡張できるものである必要がありました。
HRIS マネージャー、Gestamp Servicios S.A.
社内のどこからでもアクセスできる標準化された従業員データ
長年にわたり SAP システムのユーザーであった Gestamp 社は、給与・勤怠管理機能を含む、コア従業員データ用のオンプレミス SAP ERP Human Capital Management ソリューションをご利用でしたが、さらに SAP SuccessFactors Onboarding、SAP SuccessFactors Recruiting、SAP SuccessFactors Succession & Development、SAP SuccessFactors Performance & Goals を導入して、すでに人事変革に取り組んでいました。
タレントマネジメントを促進し、適切な情報に基づいた人材計画を可能にするための次なるステップは、これらの人事ソリューションを従業員データと統合することだと理解していた同社は、全従業員のデータを SAP SuccessFactors Employee Central ソリューション上で統合し、唯一の正確な情報源を構築できれば、従業員エクスペリエンスの改善、透明性の向上、レポート機能の強化など、広範囲に及ぶメリットを得られると考えました。
そこで Gestamp 社は、9 カ月のビッグバンプロジェクトを立ち上げ、SAP SuccessFactors Employee Central を全社規模で導入することを決断しました。同社は実装パートナーの NTT データ社と連携しながら、プロジェクトをスケジュール通りに完了させました。
唯一の正確な情報源により従業員関連の意思決定を強化
SAP SuccessFactors Employee Central により、Gestamp 社では、従業員データを記録する単一のグローバルシステムに人事部だけでなくどの部署からでもアクセスできるようになりました。経営陣は、詳細な組織図をすぐに参照して、従業員の担当部署、スキル、パフォーマンスを包括的に把握できます。このデータの持つ可能性を認識したマネージャーたちは、人事部と協力して、優秀な人材を引き付け、維持するためにはどのような情報が必要か検討を重ねています。
また、人材の検索に個人的なデータや担当業務データを含められるようにしました。上司や担当部署が変わると、新しいフォームが自動的に作成されます。この拡張機能により、マネージャー、人事部、各従業員におけるエクスペリエンスが改善されました。
レポートについては、マネージャーはタレントマネジメントソリューションと SAP SuccessFactors Employee Central の両方をカバーするレポートを作成できるようになり、意思決定や計画のためのインサイトが強化されました。
また、オフィス勤務の社員向けに、SAP SuccessFactors Employee Central の休暇申請機能とタイムシート機能も利用しています。この重要な情報が給与システムに自動的に送られるようになり、メールとスプレッドシートを使っていた以前のプロセスと比較して、効率と精度が向上しました。
一方で、組み込みのローカライズ機能は、単純な翻訳にとどまらず、法務・コンプライアンス担当チームの負荷を軽減させるとともに、リスク削減、さらには 21 カ国での規制要件の効率的な遵守に役立っています。
人事ソフトウェアを迅速に展開、調整できるようになった Gestamp 社は、将来の成長と変化に向けた準備を整えることができました。
全社でつながるグローバルな人事システムを構築
現在ロールアウト中の SAP SuccessFactors Compensation ソリューションの実装が完了したら、Gestamp 社は、統合人事プラットフォームの価値をさらに引き出すために、SAP SuccessFactors Employee Central Payroll ソリューションの導入を計画しています。
同社は各地域の労働法への準拠を強化するために、現在 SAP SuccessFactors Time Tracking ソリューションを実装中です。米国を手始めに、シフト勤務で工場勤務の従業員向けの高度な勤怠管理を可能にします。このソリューションは、従業員がその役割に応じて勤怠管理をシンプルかつ直感的に行えるように設計されており、人件費の明確な概要とともに、より正確でタイムリーな支払い、透明性の高い勤怠集計と承認のワークフローを提供します。さらに、休暇申請機能とタイムシート機能を利用している国にこのソリューションを拡張していく予定です。
また、Gestamp 社は SAP SuccessFactors Learning ソリューションを最大限に活用する方法を検討しています。タレントマネジメントの取り組みを補完し、継続的なラーニングカルチャーを育むことで、従業員が革新的な未来に備えられるように支援しようとしています。
主要パートナー
世界最大級の情報通信テクノロジー企業である NTT データ社は、クラウド、データ、アプリケーションの可能性を広げ、デジタルトランスフォーメーションをシンプルにします。SAP パートナーとしてソリューションに関する深い専門知識を Gestamp 社に提供し、プロジェクトリスクを共有して、予定された期間内に導入を完了できるよう支援しました。