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SAPソリューションによる内部統制支援(1):

コンプライアンスのための情報ライフサイクル・マネジメント

コンプライアンスの問題がますます注目を集めるなか、情報ライフサイクル・マネジメント(ILM)へのニーズが高まっています。SAPではこのニーズに対して、オープン標準やオープンなデータ形式をベースとしたさまざまなツールを提供してきました。SAP NetWeaverエンタープライズ・サービス・アーキテクチャ(ESA)がこれらを実現しています。

コンプライアンスは、もはや目新しい話題ではありません。今や大企業だけでなく中堅・中小企業にとっても、避けては通れない問題となっています。このようにコンプライアンスが大きな注目を集めるなか、多くの企業が取締役クラスのポジションとしてコンプライアンス最高責任者(CCO)を採用し、各社のコンプライアンス戦略の策定と導入を推進しています。コンプライアンスに関する動向をいち早く認知したBASF社は、ドイツで最初にCCOを採用した企業の1つです。2004年12月にCFO.comに掲載されたMETAグループの調査によると、Global 2000企業の35%が、コンプライアンスの指揮者として、最高財務責任者(CFO)以外に別の責任者を任命していることが報告されています。
増え続ける法規制要件に対して、企業が網羅すべきデータの種類も増え、あらゆる記録をこれまで以上に長期間保持しなければならなくなっているのは明らかです。公共機関が扱うデータの中には、100年間の保持を義務づけられるようなものもあります。
また、コンプライアンスの範囲は特定の国だけに限定されません。国ごとに独自の法律やデータ保持要件があるため、法律や規制に関して企業が直面する問題はさらに複雑化を増しています。特に、世界各地のシステムを相互に接続しているようなグローバル企業が、こうした問題の影響を受けています。2004年3月のCompliance Pipeline(英語)では、全世界のコンプライアンスデータのストレージ容量は、2003年から2006年までの間に5倍に膨れ上がるだろうと予測されています。

ILMの必要性と重要性

データ管理と情報ライフサイクル・マネジメント(ILM)への関心は高まる一方です。膨大な規制や要件に対応するためには、企業は自社のデータを明確に把握できなければなりません。生成されるデータや影響を受けるデータの種類、その格納場所や保存期間、さらに、削除期限などを把握することが重要です。しかし、これだけでは十分とは言えません。
次の段階として、システム外へのデータの移動や保存、監査時の再アクセス、保持期間満了時の削除など、データを管理するための適切なツールやソリューション、すなわち、ILMが必要となるのです。
本来ILMというのは、一般的に考えられているのとは異なり、ただデータを保管することを指すのではなく、また、単なるハードウェア関連のトピックでもありません。ILMはテクノロジーに裏打ちされた継続的かつ複雑なプロセスであり、あらゆる種類の情報やデータのライフサイクルを、可能な限り包括的でコスト効率よく、自動化された方法で管理することが目的です。これは、SAPやSAPユーザにとっては目新しいことではありません。SAPシステムは、30年にわたってSAPユーザのILMを支援してきたのです。
ただこれまでと異なるのは、状況の複雑さと、扱わなければならないデータの多さです。したがって、統合的なコンプライアンス戦略を目指して効果的にILMを活用していくためには、さらなる統合化と自動化が重要となります。SAPはこうしたニーズを認識し、オープン統合アプリケーションプラットフォームであるSAP NetWeaverと、この統合を可能にするエンタープライズ・サービス・アーキテクチャ(ESA)で対応しています。

データのライフサイクルをトータルに支援する

SAP NetWeaverとESAはSAP Business Intelligence(SAP BI)やXML Data Archiving Serviceなどの強力なツールを提供して統合環境の実現を支援し、データが作成されてから破棄されるまでのプロセスをアクティブに管理できるようにします。オープンな標準仕様やアーカイブデータ形式を使用することで、企業はさらなる統合によるメリットを得ることができます。たとえば、システムの寿命より長い保持期間を必要とされるデータがあるとしましょう。この場合でも、オープンな標準仕様やデータ形式を使用することで、たとえ元のシステムが除去されてしまっても、いつでも他のシステムを通して異なるツールを使い、アーカイブデータを呼び出すことが可能です。法律の中には、一定期間保持したデータの完全破棄を義務づける法律もあり、SAPでは、こうしたデータのライフサイクル終盤のシナリオについてもサポートします。
SAP NetWeaverおよびESAが提供するツールは、コンプライアンスを難しくさせている最大の要因とも言える、複雑化とコストの増大の問題にも対応します。SAPが特に重視しているのは、お客様の効率向上、集中管理されたサービスによる冗長性の緩和、自動化と統合によるビジネスプロセスの簡素化、そして柔軟性の確保です。これらのメリットによって、企業はコンプライアンスへの取り組みにかかる膨大なコストを削減することができるのです。


◆SAPソリューションによる
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