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SAP ERP 2005へのアップグレードを通じて、将来へ向けた新しい情報基盤の確立を目指す。また、同時並行でUNIX環境からWindows環境へのマイグレーションにより、一層の導入効果向上を図る。
■ アップグレードで、将来へ向けた情報基盤の刷新、TCOの大幅削減を狙う 参天製薬株式会社は、基幹システムへのSAP R/3 3.0Fのビッグバン導入(1997年)後、SAP R/3 4.6Cへバージョンアップ。2006年4月より情報基盤刷新のため、SAP ERP 2005へのアップグレードに着手した。 今回のアップグレード実施は、さらなる業務効率化やJ-SOX法対応へのマネジメント強化、システムサービスの適応範囲拡大、チェック機能強化など、経営層・業務推進層からの改善要求を受けてのもの。 一方で、保守・運用の現場より、さらなるTCO削減が急務な課題としてクローズアップされ、本アップグレードと並行して、UNIX環境からWindows環境(OS:Windows + DB:SQL Server)へのマイグレーションを実施、さらに生産や会計、物流にかかわるシステム改善プロジェクトも推進された。 最大の懸案事項は、SAP ERP 2005の新機能を活用し、いかに新サービスを実現していくか。また、SAP R/3 4.6CからSAP ERP 2005という3世代にまたがるバージョンアップのため、さまざまな障壁も想定された。 ■ SAP ERP 2005の新規標準機能を活用して、アドオン機能の置き換えを図る 導入モジュールは、FI/CO/SD/MM/PP/HR/PS/APO/XI/BW。また、インタフェース基盤構築はSAP NetWeaver XIを用いて行った。アドオンは1,304機能。また、プロジェクトは3つの工程(現状分析・新機能適応調査フェーズ、開発機導入・適応検証フェーズ、適応開発・テスト/以降・本番稼働支援フェーズ)で推進された。 新機能の適応においては、「JD-NET(医療業界受発注VAN)」における受注機能の対応に苦慮。現行の機能を維持するため、JSP(JD-NET受注ソリューションパッケージ)への置換えが必要だったため、SAPへ働きかけて正式リリース前のEPS2005(医薬業界向けパッケージ)を特別出荷してもらい対応した。また、新規標準機能の「締め請求処理機能」を、現行のアドオン機能に置き換えて使用することを検討したが、一部の機能が未対応でありSAPに標準機能の強化を要請、2007年1月の本番稼動ではアドオンで仮対応し、その後、機能強化されたSAP ERP 2005の標準機能を適用した。 ■ TCO削減やパフォーマンス向上など、狙い通りの成果があがる 本プロジェクトによるSAP ERP 2005の標準機能・新機能の活用、およびUNIX > Windowsのマイグレーションで高信頼性のWindows環境が構築されたことにより、イニシャルコストはもとより、運用・管理を含めたTCOが大幅に削減された。さらに、パフォーマンスも従来環境と比較して大幅に向上した。 このような結果が得られたポイントは、(1)SAPとの強力な協業体制が確立していたこと、(2)ハードベンダーやOSベンダーの積極的な技術協力、(3)SAP XIへの取り組みなど、新機能の積極的な採用、(4)顧客・ベンダーを含めたステアリングコミッティへの経営トップ層の絶大なサポートがあったことがあげられる。 この講演の詳細資料はこちら(PDF, 1.5MB)
> SAP BUSINESS SYMPOSIUM '07 (2007年3月2日) A-4セッションより 株式会社日本総研ソリューションズ 産業事業本部 山添 文誠様・久富 克之様
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