今、一番新しいSAPを最大限活用し、
ビジネス・イノベーションを巻き起こせ!
ERP の浸透により、企業における全体最適やKPIの可視化は、もはや経営の差別化要因ではなくなった。いま求められるのは、エンタープライズSOAを具現化する基盤「BPP」であり、その基盤づくりを可能にした最初のアプリケーションが最新リリースのSAP ERP である。
■ 転換期を迎えたERP
ERPの初期の目的は、情報システムの全体最適化、情報の効率化、業務プロセス統合、データの完全整合性を図ること、あるいはKPIを提供することだった。しかし現在、これらは企業経営にすでに浸透しつつあり、基幹システムにおいては、次なる差別化要因を追求する必要がある。そのターゲットとなるのが、ビジネス・モデル・イノベーションである。
■ ビジネス・モデル・イノベーションを実現するエンタープライズSOA
ビジネス・モデル・イノベーションは、顧客への価値提供やそのためのリソース、プロセスを整備する手法全般に関わる。その領域には、(1)提供商品やサービス、(2)業務やそのプロセス、(3)事業モデルが含まれ、今後の基幹システムにはこうした多様な要件に迅速に対応できることが求められる。そのためには、選択肢が拡がるIT技術環境を活用し、標準化と差別化という相反する要件を同時に具現化していくことが必要であり、その解決策こそ、SAPが提供するエンタープライズSOAである。
■ エンタープライズSOAを具現化するSAP ERP 2005
SAP ERP 2005をはじめとするSAPの最新アプリケーションは、SAP NetWeaverをプラットフォームに、エンタープライズ・サービスとして利用可能である。SAP NetWeaverは、サービスを組み合わせて活用する新しい開発環境を可能とし、固有のビジネスプロセス構築を短期間で実現するなど、エンタープライズSOA基盤としても有効性を発揮する。またSAP ERP には、設計情報の提供という観点から、エンタープライズ・サービスを定義する標準業務シナリオが用意されるほか、(1)40の産業別、10の業務共通機能、(2)各分野の標準的なビジネスシナリオ、(3)IT化範囲の要件定義に対する構造的支援が、1,000に及ぶエンタープライズ・サービスとして提供されている。さらに、ユーザインタフェースも大幅に向上、あらゆるインフォメーション・ワーカーが活用できる環境を実現する。
■ ERPからBPPへ
SAPでは、次世代の業務アプリケーションをデザイン・導入・運用する基盤として、BPP(ビジネスプロセス・プラットフォーム)の構築を提唱しているが、そのBPPを志向した最初のSAP製品がSAP ERP 2005である。今後、ERPからBPPへと変わりつつあるビジネスニーズに対し、SAPは、拡張パッケージを追加し続けながら、2010年まで継続的にBPPとしての機能を追求していく。
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SAP BUSINESS SYMPOSIUM '07 (2007年3月2日) 基調講演より
SAPジャパン株式会社
シニアバイスプレジデント パートナー&マーケティング統括本部長
安田 誠