SAP のエコシステムとパートナー
顧客視点のエコシステム:現代の複雑な課題に応える新たなアプローチ
今日のビジネスサイクルは、かつてないほど短期間で変化します。企業は、グローバル化、組織の統合、複雑化する IT 環境をはじめとするさまざまな要因によって、一元的なビジネス思考から脱却し、変化に対して動的かつ多元的に対応できるシステムを確立することを迫られています。そこで SAP のエコシステムが提供する包括的で一貫した業種別アプローチを活用すると、顧客、パートナー、そして各従業員が、イノベーションの促進や、ROI の向上、企業の枠を越えた業務拡大が可能です。
顧客、パートナー、個人ユーザーの連携
SAP のエコシステムにおいて、各メンバーは各業種の専門知識、インサイト(洞察)、Q&A、またそれぞれのビジネス領域に精通した専門家とそのコミュニティーにアクセスできます。エコシステムの活用により業務のスピードや効率性を高め、新しいパートナーとの連携や補完テクノロジーを使用した共同イノベーションなどにおいても、ユーザーは広範な知識をすばやく取り込み、適切な情報に基づいて意思決定を下せるようになります。SAP のエコシステムは、より的確な業務管理から定量的な効果を生み出し、すべてのユーザーにメリットをもたらす、まったく新しいアプローチです。詳細については 導入事例をご覧ください。
SAPは、継続的なイノベーションおよび価値創出のための理想的な環境を育成するため、次の 3 つの特長を核とする包括的なアプローチを構築しています。
業種別の専門知識
SAP のエコシステムは、業種固有の課題やビジネスプロセスのニーズへの取り組みを支援します。エコシステムを通じてユーザーとパートナーは SAP と連携し、業種別ソリューションと製品ロードマップを共有します。また、エコシステム経由で SAP が提供する 15 の Industry Value Networks プログラムを活用することで、ユーザーとパートナーは共同で先進的な業種別ソリューションを開発することができます。さらに、42 万 5,000 人以上のメンバーがビジネスプロセスにおけるベストプラクティスを共有する Business Process Expert(BPX)コミュニティーや、それぞれの業種別に SAP の導入を支援する 2,000 以上のサービスパートナーを活用できます。
コミュニティーの支援によるメリット
SAP のエコシステムでは、いつでも必要なときに必要な人材/組織/リソースを求めることができます。また SAP のイノベーションコミュニティーでは、ロールベース/タスクベースのアプローチによって、エコシステムが提供する豊富なリソースを活用できます。開発者は、 SAP Developer Network (SDN)の 120 万人を超える他の開発者と協業することができます。顧客やパートナーは Enterprise Services Communityにおいて協業し、ビジネス要件に応じた新しいサービス定義を設定が可能です。ビジネスアナリストやコンサルタントなどのBusiness Process Expert (BPX)は、BPX コミュニティー内で相互に連携できます SAP BusinessObjects のユーザー/パートナーは、独自のコミュニティー内でアイデアやベストプラクティスを共有できます。また、あらゆるコミュニティーのメンバーはオンラインによるやりとり以外にもSAP TechEd カンファレンスシリーズの基調講演、講義、ハンズオンセッションを通じて直接コミュニケーションをとることが可能です。
このコミュニティーアプローチは、非常に大きな成果をもたらしています。たとえば SDN コミュニティーでは、200 以上の主要トピックに毎日 6,000 件以上の投稿があります。各コミュニティーは、SAP 製品に反映すべき顧客の声を集約する場所としても活用されています。たとえば、SAP enhancement package の最新版では、エンタープライズサービスバンドルの 50% 以上が、SAP のエコシステムを通じて開発されたものです。
知識の結集による共同イノベーション
多様な人脈、リソース、コミュニティーが結集する SAP のエコシステムを通じた協業が、次世代に向けた有効なソリューション開発につながっています。たとえばユーザーは、既存ソリューションでは対応していない、新たな独自のイノベーションへのニーズを抱えている可能性があります。こうしたニーズの実現を中心にコラボレーションを促進していくことで、継続的なイノベーションや SAP ユーザー全体への価値創出が可能になります。