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このイベントの直前、私はSAPドイツ本社で開かれていたリーダーシップ・フォーラムに参加していました。今回の「ごあいさつ」では、ドイツで議論したことの中から日本のお客様やパートナー様と共有しておきたいいくつかのトピックを取り上げ、私の思うところをお伝えしました。
最初にお話ししたのは「グローバル化」です。グローバル化の流れ自体は今に始まったことではありませんが、現在起こっているのは
"すべての"
企業や人々がグローバル化へ向かっているということです。企業にとってグローバル化への対応は容易なことではありませんが、的確なアクションを起こせばこれまでにない大きなビジネスチャンスにつながる可能性を持っています。SAPのソリューションは、世界中の10万社を超える企業にご活用いただいているグローバルスタンダードです。お客様が新たなチャンスへ資源を集約できる"RUN
BETTER"
なビジネスを、どうぞSAPとビジネスパートナーにご期待ください。
2点目はガバナンスに関連するトピックについて触れました。ガバナンスのひとつの側面は、各種法律や規制に効率よく対応しながら業務の改革を進めることです。昨今IFRSが注目されていますが、それにとどまらない様々な取り組みが継続的に必要となってくるでしょう。さらには、効率よく業務を進めるための人的資源の管理もこれまで以上に大切になります。これらへの対応を怠れば、ビジネスの広がりは制限され、成長は見込めません。ここでもSAPのソリューションが大いにお役に立てると考えています。
円高によるビジネスへの影響には様々なものがありますが、それは決して輸出産業だけの課題ではなく、日本のビジネスのエコシステム全体に関わることだと考えています。このような時期には、効率的でコスト管理を徹底したオペレーションと事業の最適化が求められます。さらには、戦略への集中や迅速な意思決定が従来以上に重要になってきます。これらを実現するためのIT基盤は、あらゆる情報がリアルタイムで接続されているだけでなく、情報の正確性と一貫性が保たれており、必要な時にいつでも取り出せるようになっているべきでしょう。「真のリアルタイム企業」への変革が求められる時代なのです。
さて「リアルタイム」とは何でしょう?エクセルで最新のデータが見られることでしょうか?パワーポイントに貼り付けられたグラフのことでしょうか?違います。目の前のあらゆる情報が、常に最新のものであり、かつ、文字通りリアルタイムにシステムと接続されている状態が真のリアルタイムです。迅速な意思決定のためにも、変化を続ける市場へ対応するためにも、真のリアルタイムな世界を構築することが市場で勝ち抜いていくための鍵となります。みなさまの社内や顧客は「ベストを尽くす」ことだけでは満足せず、「正しい決定」を期待しています。その期待に応えるには、ビジネスインテリジェンスを総動員し、あらゆるアナリティクスツールを活用するのです。それらは、業界リーダーであるSAPにそろっています。さらに、革新的なインメモリー技術が、みなさまを次のステージへお連れします。
これまで述べてきた世界を実現するために、SAPのビジネスパートナーの存在は非常に重要です。パートナーの重要性はGOLD
NOTESの第2号でもお話ししましたが、今回の「ごあいさつ」冒頭でもあらためて強調させていただきました。SAPソリューションへ付加価値をつけ、お客様へ最高のソリューションをお届けするためには、パートナーの存在が欠かせません。
最後に、お客様と、そして日本のユーザーグループであるJSUGにも感謝の意を表したいと思います。JSUGは私たちのパートナーであり、SAPの進むべき方向性に数々の貴重なご意見や様々なアドバイスをいただき、私たち自身や製品の改善に多大なる貢献をいただいています。ありがとうございます。
なお「SAP
WORLD TOUR 2010
TOKYO」については、本号の【お役立ち情報】にもレポートがあります。SAP共同CEOのジム・ハガマン・スナーベの基調講演要旨も掲載していますので、そちらもあわせてご覧いただければ幸いです。
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2. |
【特集】 SAPテクノロジー最前線(後編)
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※前号(第3号)と本号の2回にわって掲載している、SAPの最新技術動向に関するサイモン・デール(SAPアジア・パシフィック・ジャパン
シニアバイスプレジデント
ビジネスユーザー&プラットフォーム事業担当)へのインタビューです。本稿はその後編となります。
前号はこちらから参照できます。
(前号から続く)
サイモン・デール(以後、「SD」)> 「HANA」(High-performance
ANalytic
Appliance)はその名の通りアプライアンス製品で、物理的には複数のブレードサーバーと巨大なメモリーを備えたものとなっています。そこへ、新開発のインメモリー・ソフトウェアを載せたものがHANAの実体です。
HANAは、アプリケーションのデータを直接取り込み、直接データ分析ができるようになる画期的な製品です。HANAでは従来のように、アプリケーションに関連付けられているリレーショナルデータベース(RDB)から一定の間隔でデータを抽出し
→ 変換し →
別のデータベースへ格納、という手続きを踏みません。特別に設計されたインメモリー専用のソフトウェアで一挙に処理してしまうので、「RDB」と「データウェアハウス」を別々のシステムとして稼働させる現在のほとんどのシステムと比べて処理能力が文字通り「ケタ違いに」向上します。インメモリー・コンピューティングとは、プロセッサ処理能力が飛躍的に向上し巨大なメモリー容量が低コストで手に入るようになった今の時代にSAPが提案する、ITインフラの変革です。それは、従来数時間から場合によっては数日かかっていた処理がほとんど一瞬で完了する世界なのです。
質問者(以後、「Q」)> そういったインメモリー・テクノロジーは、Sybaseの技術を活用しているのでしょうか、それともSAPオリジナルですか?
SD> 部分的にはSybaseの技術を使っていますが、ベースはSAPの設計です。
今ご説明したのはHANAとは何か、という話でが、「インメモリー・コンピューティング」そのものは私たちのビジョンであり、従来型データベースを使ったインフラの考えをインメモリーへ置き換えるものです。多くの処理時間を短縮し、インフラコストを大幅に下げ、専門知識にかけるコストをも削減します。とくに専門知識のコストは見落とされがちですが、従来の「分業型」では異なる技術を組み合わせて使うため、それぞれの技術向けに専門家が必要となり、コスト高となっていました。
Q> クラウド、オンデマンドの方向性についても聞かせてください
SD> お客様から見た場合、オンデマンドは「サービス利用方法に関するひとつの選択肢」と呼べると思います。さらにオンデマンドの意義について私たちの視点を交えて申し上げるならば、ビジネスアプリケーションの「消費」の仕方についてコスト効果が高いというだけでなく、サービス提供者から見て「市場投入を素早くできる」というメリットがあります。そして、より広範囲のお客様へサービスをお届けできることも重要なポイントです。
オンデマンドのメリットを考えるにあたってひとつ例をあげましょう。「SAP
Carbon
Impact」という二酸化炭素排出管理関連の製品があります。この製品はオンデマンドでのみ提供されています。この製品の優位点のひとつは、オンデマンドの魅力のひとつである「すぐに使い始められる」ことです。Carbon
Impactのようなサービスをオンプレミス(自社設置)型で利用するとなると、新たなハードウェアの準備やインストール、メンテナンス、あるいはソフトウェア運用管理のための人員確保などなど、様々なコストが必要となります。しかし、クラウドでお届けすればお客様にとって非常にコストパフォーマンスの高いソリューションとなります。私たちの立場からも製品のデリバリーが短期間でできますし、アップデートの反映を素早く、かつお客様の手を煩わせることなく実行できるようになります。また、利用にあたっての障壁が下がることでより多くのお客様に使っていただけるというメリットもあります。
[参考リンク]
SAP Carbon
Impact
モバイルでも同様のことが言えるのですが、オンデマンドによるサービス提供は、「より多くのお客様にSAPのソリューションの価値を早く、簡単にご活用いただく」ことを実現するすばらしいメカニズムです。専任IT担当者を十分に置けない、あるいは十分なIT予算を確保するのが困難な中堅・中小のお客様にとってはなおさら、サブスクリプション型という支払方法と相まって非常に有用なサービス形態と言えるでしょう。
これまでお話ししてきたオンデマンドに関する私たちの基本的な考え方は、他社と大きく変わらないかもしれません。しかし、私たちは単一のソリューションだけでなく様々なアプリケーション~ERP、CRM、BI、などなど~
を一貫性ある形でオンデマンドで提供していく/いけるところが他社にない強みであると考えています。
Q> その他のソリューションでホットなものは何でしょう?
SD> EPM/GRCソリューションですね。先ほどインメモリーのところでITインフラ全体の変革についてお話ししましたが、EPM/GRC分野でのテーマはファイナンス機能のトランスフォメーションです。これはCFOの担当領域です。 (EPM
= Enterprise Performance Management) > リンク (GRC = Governance, Risk
Management, Compliance) > リンク
CFOの役割の複雑性と重要性は日に日に増しています。コンプライアンス、ビジネスプランニング、法規対応、ポリシー管理、キャッシュマネジメント、資産管理、などなど。CFOの本質的な役割は、ビジネスを正しく、的確に管理・運用することです。それは、ファイナンスのインフラとプロセスをあわせ持ったものとなります。
SAPは、ERPをファイナンス向けに提供するだけでなく、様々な拡張を施してきました。私たちは、CFOが組織におけるマネジメントの「エンジン」になるお手伝いをしたいと思っています。CFOはもはやファイナンスだけが仕事の範囲ではありません。お金のコントロールをするだけでなく、お金をどう使うのが会社の成長にとってベストかを考え、会社の戦略と合致した管理がなされているかをチェックし、投資の保護あるいはリターンの改善を実行する…。これらは手作業や手作りのシステムでなされることがまだ多いですが、SAPの各種EPM/GRCソリューションをお使いいただければそれらの多くを自動化できるのです。(以上)
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3. |
【お客様導入事例】
日本発条様(自動車、情報通信、産業・生活) |
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システム運用の"再構築"によりビジネス環境変化への対応力を強化し 情報システム基盤を堅持
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自動車の懸架ばね、精密技術を要するハードディスクドライブのDDS(ディスクドライブサスペンション)などで世界有数の企業である日本発条株式会社(以下、ニッパツ)。グローバル成長戦略を支える事業基盤として、長くSAP
ERPを活用してきた同社は、さらなる成長を図る上で不可欠なシステム運用改善を目的に、SAP
Enterprise
Supportを採用しました。的確かつスピーディーな対応、ナレッジトランスファーによりニッパツの自社リソースによるシステム運用の"再構築"を支援したこのサポートサービスは、短納期受注・納入業務を支え、競争力強化に貢献しています。
日本発条株式会社
企画本部情報システム部システムグループ主査 鈴木孝司様のコメントです:
『SAP
Enterprise
Supportを通じて、生産計画プロセスにおけるボトルネックの原因特定と具体的な対策についてのサポートを受けました。この改善提案を適用し、新たなハードウェア投資なしに、MRP・製造指図処理のパフォーマンスが改善したため、部材手配、生産着手期限超過を起こすことがなくなり、顧客との契約納期順守率死守、コスト競争力の強化につながっています』
日本発条様の導入事例はこちらのリンク (PDF, 809 KB)
よりご参照いただけます。
[関連リンク] SAP導入事例カタログ |
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4. |
【SAP最新情報】
プレスリリース&解説、SAPニュース |
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[プレスルーム] 2010年9月~10月にSAPジャパンより配信したニュースリリースからいくつかをピックアップし、解説を加えました。
* 東京建物、SAP Interactive Forms by
Adobeの導入により業務効率向上を実現
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SAP Interactive Forms by
Adobeを活用することによって、SAP ERPに
よる業務効率化をさらに前進させた東京建物様の事例です。
東京建物様では、自社ビルおよび他社より受託管理するビルのテナントへの賃料や共益費、光熱費などの請求業務において、ERP会計システムから提供される不動産管理機能を使っていました。このたび同システムの入力画面として、PDFを用いたSAP
Interactive Forms by
Adobeを2010年8月から稼働させ、エンドユーザーが日常業務で使用する紙ベースの請求申請用紙に近い画面で、使いなれた用語や項目、フローに沿って入力作業が行えるようになりました。このことにより、作業効率が明らかに向上し、入力ミスなども減少しました。
| * 【参考資料】SAPとSYBASE、モビリティーとオンデマンド戦略における重要な局面を迎える
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SAPテクノロジーの今後の方向性を示す重要な二つの領域について体制を強化した、というリリースです。(SAPドイツ本社発表の抄訳)
まずモバイル領域では、SAP+Sybaseシナジー最大化のために専門のモバイル・ビジネス部門を設置し、Sybase会長兼CEOのジョン・チェンがリードすることになりました。この部門は、「モバイル業務アプリケーション」や「ソフトウェア開発キット」、および「モバイル・プラットフォーム」など、SAPのモバイル全般に責任を持つ部門です。
オンデマンドについては、SAPコーポレート・オフィサー兼エクゼクティブ・バイスプレジデントであるピーター・ロレンツが、すべてのオンデマンド・アプリケーションの開発部門を指揮します。また、エクゼクティブ・バイスプレジデントであるダグ・メリットがオンデマンド製品群全体のグローバルな市場参入を統括し、ロレンツとともにSAPのオンデマンドビジネスを共同で推進していきます。
| * SAPジャパン、SAP ENTERPRISE
SUPPORTの拡張により、プロアクティブなサポートを強化
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前号のGOLD
NOTES(第3号)で詳しくご紹介した、SAPのサポートサービス「SAP Enterprise
Support」強化の発表です。
このたび新たに提供されることになった「SAP
Enterprise Support Engagement
Methodology(エンゲージメント・メソドロジー)」により、お客様は自社のSAPソリューションの稼働状況を把握し、運用を改善し、システムの最適化を行い、潜在する問題を未然に防ぐことが容易になります。
| * 【参考資料】韓国の通信会社KTが、SAP
KOREAと共にスマートグリッドの構築へ
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本リリースはSAPドイツ本社から発信されたものの抄訳です。
SAP
Koreaが韓国の通信会社KTとともに済州島でのスマートグリッド実証プロジェクトに取り組むことを発表しました。このプロジェクトではAMI(高性能メーター基盤)に対応するソフトウェアとしてSAP
AMI Integration for
Utilitiesが採用され、検針データの取得と共に、スマートデバイスとバックエンドのSAP
Business Suiteソフトウェアとの間の情報のやり取りを管理します。
| [SAPニュース] モバイルビジネス生みの親が語る、”真の効率化”とは
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iモードの立ち上げに携わり、2001年にはビジネスウィーク誌の「世界のeビジネスリーダー25人」の1人に選ばれた夏野剛氏によるモバイルビジネス論。NTTドコモ退職後も、複数の企業の役員を兼任する氏が、どのようにして効率化と情報収集を行っているのか? 必読記事です。
目次:
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効率化とは、ヒューマンフレンドリー |
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効率化のキモはニッチタイムにあり |
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アナログ時代こそBIツールが有効だ | | |
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5. |
【お役立ち情報】 特別企画:SAP
WORLD TOUR 2010 TOKYOより |
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去る10月13日にANAインターコンチネンタルホテル東京で行われた弊社のイベント「SAP
WORLD TOUR 2010
TOKYO」の様子をご紹介するとともに、SAP共同CEOであるジム・ハガマン・スナーベの基調講演のエッセンスをお届けします。
[イベントの様子] 午前中は基調講演と特別講演、お昼に2つのランチタイムセッションの後、午後は5つのテーマとお客様事例をご紹介するブレイクアウトセッションが行われました。また当イベントはJSUG
Conferenceが併催されており、4つのトラックを通してお客様同士の活発な意見交換がなされていました。
午前のセッション冒頭では、弊社ギャレット・イルグからごあいさつさせていただくとともに、JSUG安永会長からスピーチを頂戴しました。さらに、ジム・ハガマン・スナーベによる基調講演(後述)に続いて、特別講演として三井物産・田中誠一様より「三井物産の情報戦略」と題して同社がグローバルで進めている情報戦略、次世代経営基盤などについて貴重なお話をいただきました。
セッション会場外のホワイエでは、SAPの各種ソリューションやサービスの展示が行われていました。製品展示では、オンデマンドソリューション「SAP
Business
ByDesign」や、モバイルソリューションに人気が集まっていました。
[基調講演要旨/ジム・ハガマン・スナーベ]
基調講演を通じて発信されていたメッセージは、
「世界をより良くする~to make the world run
better」 でした。グローバルな視野に立ち、自社のビジネスだけでなく社会や環境に貢献していくことが世界中の企業に求められていることであり、SAPはテクノロジーの面からそれらの活動を支援できるリーダーでありたい、という強い意志を来場者へ伝えていました。
===(SAP共同CEO
ジム・ハガマン・スナーベ基調講演要旨)===
世界をより良くしようとする際、企業が直面する課題があります。それらを解決するテクノロジートレンドが3つあります。
1)クラウドコンピューティング
---
ITインフラの効率的な使用だけでなく、企業間のビジネスプロセスの最適化を可能にする技術。企業間ビジネスプロセスを最適化するためには、アプリケーションがウェブにあるのは合理的。「企業間」であるところがポイント。
2)モバイル
--- 日本は他国に先駆けて携帯電話の新しい使い方を発見しまし
たが、世界は今、そこへ追いつこうと努力しています。今後、モバイルデバイスはビジネスを含むあらゆるシーンにおける最適な「接点」になると信じています。
3)インメモリー・コンピューティング
---
大量のデータをディスクではなくメモリーへ置くという革新的な考え方。クラウドやモバイルの浸透によって世界は大量のデータにあふれることになります。私たちは、世界中の情報は12~18ヶ月ごとに倍になっていくと見ています。この大量のデータをどう管理するか?洪水のようなデータをどう生かすのか?そのためには既存技術の単純な加速ではなく、大きな変革が必要になります。インメモリー・コンピューティングは、データ分析の世界を革新し、まったく新しいタイプのアプリケーションの誕生を促し、最終的にトランザクションの世界とアナリティクスの世界を単一の、リアルタイムベースのデータ構造で統合することになります。
これら3つのトレンドに関するSAPの取り組みをご紹介します。私たちが描く戦略は、「オンプレミス」、「オンデマンド」、「オンデバイス」、「オーケストレーション」というシンプルな4つの製品軸で表現することができます。
『オンプレミス』 SAPが38年にわたり取り組んできた分野であり、SAP
Business
Suiteが代表例です。私たちは今後もこの分野に継続投資していきます。
今後のオンプレミス分野で私たちが重視しているのは、「不連続でないイノベーション」、つまり、既存システムをそっくり入れ替えたりすることなく新しいイノベーションを取り入れていくという考え方です。最初にお届けする大きなイノベーションはインメモリー・テクノロジーによるもので、現在のSAP
ERPやBusiness
Suiteシステムの「横に」置くことのできるアプライアンス製品となります。現在のシステムを止めずに、インメモリーベースのアプライアンスにすべてのトランザクションデータをリアルタイムにコピーし、お客様のビジネスを信じられないほどのスピードで分析します。
世界的に有名な消費財メーカーではこのシステムを使って、4600億点もの商品から生まれる40テラバイトに上るデータの分析をほんの数秒で完了しています。
『オンデマンド』 優れたビジネスアプリケーションを、数多くの設定や導入作業に時間をかけることなく使う、というアイデアです。
私たちのオンデマンドへのアプローチは二つ。ひとつは、Business
Suiteをオンデマンドで提供すること。中堅・中小企業向けに提供している、「SAP Business
ByDesign」がそれです。Business
ByDesignは、CRMや支出管理などなど、他社がごく限られた範囲の機能のみをオンデマンドサービスとして提供しているのとは対照的に、幅広いビジネススコープに対応しています。もうひとつのアプローチは、現在オンプレミスでSAPをお使いいただいているお客様の拡張です。ここでは、「人」がより生産的になれるアプリケーションを作っています。
『オンデバイス』 ビジネスアプリケーションの利用シーンではモバイルデバイスの重要性は増していきます。SAPは、ビジネスアプリケーションをモバイルデバイスに届けるために、モバイルインフラのリーディング企業であるSybaseを買収しました。モバイルのビジネス用途で大事なのはセキュリティー、スケーラビリティー、そして強固なシステムであること。単にアプリケーションをお届けするだけでなく、それらの基盤を提供することによって、私たちはビジネスモバイルアプリケーションにおけるナンバーワン企業になります。
『オーケストレーション』 オンプレミス~オンデマンド~オンデバイスを通じたマスターデータの一貫性は誰が面倒を見るのか?エンド・トゥ・エンドのプロセスがちゃんと動くことは誰が保証するのか?インフラをどう管理しどう効率的に運用していくのか?こういった課題を解決することも企業ITにおける重要事項のひとつです。これらを解決するために「オーケストレーション」として以下の二つのアプローチをSAPはお約束します。
ひとつは、SAPソフトウェアのアーキテクチャーの一貫性を保証すること。SAPのソリューションは、設計レベルで互いにかみ合っています。ミドルウェアだけで一貫性を保とうとするアプローチもありますが、私はこれは正しいやり方だとは思いません。もうひとつは、オープンであること。マスターデータやビジネスプロセスについて、SAP以外の世界へもオープンにしていきます。
SAPは、お客様がグローバル化の流れを生かすためにオンデマンド/オンプレミスいずれの方向からもサポートできます。サプライヤーとのリアルタイムな接続、顧客とのリアルタイムな接続とモバイルの活用。そのためには、ビジネスプロセスやデータを標準化する必要があります。そのためのソリューションをSAPは持っています。また、お客様のビジネスを伸ばすだけでなく、「人」の生産性を伸ばすことにも取り組む義務があると思っています。そうすれば、世界をより良くすることができると思っています。
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6. |
【編集後記】 |
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「SAPジャパン GOLD
NOTES」第4号、いかがでしたでしょうか。
先日ツイッター(@sapgn)でつぶやいたのですが、GOLD
NOTESをHTML版で読まれてらっしゃる方とテキスト版で購読されている方の比率はどのくらいだと思われますか?
ツイッター上では「会社のポリシーでHTMLメールを受け取れない」というコメントを頂戴しました。私たちもテキスト版を選ばれる方が相応数いらっしゃるだろうと思ってはいたのですが、取得した統計情報には予想を大きく上回る数字が載っており、少々びっくりしたというのが正直なところです。上記つぶやきにも書きましたが、これが企業ポリシーによるものなのか、あるいは他の理由があるのか、今後の編集にも役立てられればと思っていますので、よろしければ以下のメールアドレスやツイッター宛てにご意見お寄せいただければ幸いです。
その他、当メールマガジンについて気になったこと、ご感想、取り上げてほしいトピック、内容、その他ご意見などございましたら、いつでも以下メールアドレスまでご連絡ください。お待ちしています。
→
gnotes.japan@sap.com
今後とも役立つ情報をお届けしていく所存ですのでどうぞよろしくお願いいたします。
★「SAPジャパン GOLD NOTES」ウェブサイト★
★「SAPジャパン GOLD NOTES」ツイッター★
**本メールは、「SAPジャパン GOLD
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(注)
当メールマガジンには、SAPグローバルが発信している内容をもとに構成したものが含まれる場合があります。それらについては日本国内での方針、取り扱いが未確定あるいは該当しない場合があることをあらかじめご了承ください。
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